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熊本のオンラインパーソナルトレーニング|料金相場と、ジムに通う場合との使い分け

2026.10.05
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「今年はパーソナルジムに通おう」と決めて、見学まで行った。でも仕事が終わって家に着き、夕食と片付けを終えたあと、もう一度、車で出ていく気力がなかった。 そのまま1週間が空いて、2週間が空いて、気づいたら行かなくなっていた——。

熊本でこの話をすると、かなりの確率で「分かります」と返ってきます。そして多くの方が、それを自分の意志の弱さとして記憶しています。

はっきり申し上げます。それは意志の問題というより、移動の設計の問題であることが多いです。熊本で暮らしていれば、ジムへ行くという行為には、ほぼ必ず「車を出して、停めて、また運転して帰る」という工程が付いてきます。その工程を週2回・2ヶ月続けられる生活かどうかは、やる気とは別の話です。

この記事では、熊本在住の方がオンラインパーソナルトレーニングも含めて「通う」「オンライン」「併用」のどれを選ぶかを決められるように、次の3つを整理しました。

  • 料金相場——熊本の対面パーソナルの相場と、オンラインの料金レンジ。2026年10月時点の公開情報のみを使います
  • 判断軸——移動時間・目的・予約の固定しやすさ。対面が向く場面もはっきり書きます
  • 併用の組み方——熊本に店舗があり、オンラインも行っている立場から、実際にどう組んでいるか

書いているのは、熊本市南区出仲間でパーソナルジムを運営し、オンラインでも全国の方を担当しているRBDジムです。オンライン専業のサービスではないので、「通ったほうがいい方には、通うことをおすすめします」という立場で書けます。この記事は、その前提で書いています。

なお、本文中の他社の料金・サービス内容は2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。当社調べであり、熊本のすべての事業者を調査したものではありません。また、体の変化には個人差があり、本記事は特定の結果を保証するものではありません。


目次

結論|熊本で「通う/オンライン」を分ける3つの判断軸

先に答えを出します。細かい比較の前に、ここだけ押さえれば大半の方は方向が決まります。

  1. 移動に、月何時間を使えるか——これが最大の変数です。週2回・片道20分でも、月に5時間を超えます。この5時間を「出せる」か「出せない」かで、続き方が変わります
  2. 目的に、高重量やマシンが必要か——最大筋力を大きく伸ばしたい、競技のためにベースを上げたい。この目的なら、自宅の器具では足りません。通う側が有利です
  3. 曜日と時間を固定できる生活か——予約を固定できるなら対面は強い仕組みになります。固定できないなら、固定を前提にした契約は消化できません

この3つを組み合わせると、方向はおおむね次のように分かれます。

表1:3つの判断軸と向かう先

あなたの状況 向かいやすい形 理由
移動に月3〜5時間出せる/高重量を扱いたい/曜日を固定できる 通う(対面) 器具とフォーム修正の精度で上回る。移動そのものがスイッチになる方もいます
自由時間が夜21時以降か早朝のみ/小さな子どもがいる/市内まで片道30分以上/残業が読めない オンライン 移動がゼロになり、生活の隙間に15〜60分を置ける
最初のフォームは直接見てほしいが毎週は通えない/繁忙期と閑散期の差が大きい/卒業後に戻るのが不安 併用 入口だけ対面、その後オンライン。時期で切り替える
通う・オンライン・併用を分ける3つの判断軸

ここまでで「自分は明らかにこれだ」と決まった方は、該当する章だけ読んでいただければ十分です。

  • 料金から知りたい方 → 次の章へ
  • 「市内に住んでいるのに、わざわざオンラインにする意味があるのか」が引っかかる方 → 移動コストの章へ
  • 「オンラインは手抜きではないか」が引っかかる方 → 対面が向く場面の章と、研究の章へ
  • もう少し具体的に自己診断したい方 → 判断フローの章へ

熊本のオンラインパーソナルトレーニングの料金相場(2026年10月時点)

料金の話は、同じ土俵に乗っていない数字を並べても意味がありません。 まず対面の相場を確認し、次にオンラインのレンジを見て、最後に「何が含まれているか」で揃え直します。

熊本の対面パーソナルトレーニングの相場

比較メディアの「みんなのパーソナルトレーニング」が熊本のページで示している目安は、2ヶ月の合計金額が約175,000円、1回あたりの換算額が約11,000円です(出典:body-make.jp 熊本ページ/2026年10月4日確認)。

ほかのメディアでも、2ヶ月16回で15〜20万円程度、別途入会金が2〜4万円程度というレンジがよく示されています。

ここで2点、注意していただきたいことがあります。

  • これらは比較メディアが自社で集計した目安であり、公的統計ではありません。掲載店舗の構成が変われば数字も動きます
  • 何が含まれているかが揃っていません。 食事指導が込みの店とオプションの店、入会金がある店とない店が同じ平均に入っています

実際の熊本市内の料金は、公式サイトで確認できる範囲でもかなり幅があります。「1回3,200円〜」という表記もあれば、「通い放題 月19,800円(税込)」という設計もあります(具体的な社名と金額は後述の表2にまとめました/いずれも2026年10月4日時点、各社公式サイト記載)。

つまり「熊本の相場は1回約11,000円」という一つの数字だけで判断するのは、やや粗い見方になります。回数が多いコースほど1回あたりは下がり、通い放題のように回数で割る前提が違うものもあるというのが実態です。

薬剤師トレーナーの視点では——料金を比べるとき、私たちは必ず「分母を揃える」ことからお願いしています。薬の価格を比べるときに、1錠の値段と1箱の値段を並べても意味がないのと同じです。パーソナルの場合、分母は「1回」ではなく「1回 + その回に含まれるもの + 回と回の間のサポート」です。ここを揃えないまま総額だけを比べると、安く見えた側に食事指導のオプションを足した結果、最終的な支払いが逆転することがあります。

オンラインの料金レンジ

オンラインパーソナルは、1回あたり3,000〜6,000円程度で紹介されることが多い価格帯です。ただし、これは「1回の長さ」と「食事指導の有無」で大きく動きます。

実際に公式サイトで確認できる例を2つ挙げます(2026年10月4日時点)。熊本市中央区のSEEDはオンライントレーニング45分10,000円、オンライン専業・全国対応のCLOUD GYM(熊本に拠点はありません)は25分 月4回14,520円(税込)/50分 月4回29,040円(税込)で、食事サポート30日16,500円(税込)は別立てという記載です。

この2例を並べるだけで分かることがあります。「オンラインだから安い」とは言い切れません。 1回あたりで見ると、先ほどの熊本の対面の目安(1回あたり約11,000円)に近い水準のものもあります。一方で、25分・月4回のように時間と回数を絞る設計にすると月額は下がります。

オンラインの料金は「対面より安い/高い」で語るものではなく、時間 × 回数 × 食事指導の有無で決まる、と理解したほうが実態に合います。

熊本で公式サイトにオンラインの記載を確認できた事業者(2026年10月4日調査)

ここは検索して最初に引っかかる疑問——「熊本でオンラインのパーソナル指導は受けられるのか」——への事実ベースの回答です。

表2:熊本のパーソナルジムとオンライン対応の記載状況(2026年10月4日時点・各社公式サイトの掲載内容)

事業者 拠点 オンラインの記載 公式サイトに掲載されていた料金
ボディメイク パーソナルジム SEED 熊本市中央区島崎1-33-11 あり(オンライントレーニング コース) オンライン45分10,000円/対面体験50分4,400円(税込)
エクサライズ(exerise) 熊本市東区尾ノ上2-5-7/東京塚町1-27 確認できず 対面1回3,200円〜
MY-GYM 熊本市中央区(九品寺・水前寺・出水はません) 確認できず 通い放題 月19,800円(税込)、月4回15,840円 ほか/入会金11,000円
BEYOND 熊本店 熊本市中央区城東町2-12 確認できず STANDARD 10(10回)102,300円、マンスリー4 35,200円 ほか
RBDジム(当ジム) 熊本市南区出仲間9-5-10 スペーシアビル4F あり(マンツーマン/複数名/オンライン) オンライン12回88,000円/18回118,000円/24回148,000円(すべて税込・食事指導込み・入会金0円)
(参考)CLOUD GYM 拠点なし・オンライン専業/全国対応 オンライン専業 25分月4回14,520円/50分月4回29,040円(税込)/食事サポート30日16,500円(税込)

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。当社調べであり、熊本のすべての事業者を調査したものではありません。「確認できず」はオンライン提供がないことを意味するものではなく、公式サイト上で記載を確認できなかったという事実のみを示します。料金・サービス内容は変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。優劣や順位を示すものではありません。

この表から、本記事の核心にあたる事実が1つ見えてきます。

熊本市内に実店舗を構えたうえで、公式サイトにオンラインの提供を明記しているジムは、多くはありません。 そして、「熊本 パーソナルジム」で検索して出てくる比較記事のなかでオンラインの選択肢として紹介されているのは、県外に本拠を置くオンライン専業サービスであることが多いのが実情です(複数の比較メディアの熊本ページで確認/2026年10月4日)。

つまり熊本在住の方にとって、選択肢は実質的に「通う(地元の店舗)」か「オンライン(県外の専業サービス)」の二択に見えやすい構造になっています。

そして、この二択からこぼれ落ちているものがあります。その中間——必要になったときだけ対面に戻れる形です。本記事の後半で、ここを具体的に扱います。

「1回あたり」ではなく「含まれるもの」で比べる

料金を比べるときに見てほしい項目を、5つに絞りました。

表3:オンラインパーソナルの料金を比べるときの5項目

確認項目 なぜ見るのか 確認の聞き方
食事指導が込みか別料金か ここで月1〜2万円規模の差が出る 「食事指導は料金に含まれますか、別料金ですか」
入会金・事務手数料 総額の初期費用が変わる 「入会金のほかに初回にかかる費用はありますか」
1回の時間 25分と60分では中身が別物 「1回は何分で、何をする時間ですか」
回数の有効期限 消化できなければ実質の単価が上がる 「回数券の有効期限と、延長の条件を教えてください」
回と回の間のやりとり 週1回の指導だけでは生活は変わらない 「次回までの間、記録に返事はもらえますか」

この5項目で揃えてから、はじめて「1回あたり」を計算してください。順番を逆にすると、ほぼ確実に見誤ります。

オンラインパーソナルの料金を含まれるもので比べる図解

RBDジムのオンラインの料金

当ジムの場合は次のとおりです(2026年10月時点・すべて税込)。

コース 料金(税込) 1回あたり(単純計算)
オンライン 12回 88,000円 約7,330円
オンライン 18回 118,000円 約6,550円
オンライン 24回 148,000円 約6,160円
  • 食事指導込み(管理栄養士が在籍しています)。食事指導のための追加料金はかかりません
  • 入会金0円
  • 体験・カウンセリングは60分無料(オンラインの場合)。その場でのご契約は不要です

先に触れた熊本の対面の目安(比較メディア掲載値で1回あたり約11,000円)と単純に並べると差があるように見えますが、対面には器具とマシン、そして直接フォームを直せる環境が含まれています。 価格の差は「質の差」ではなく「含まれているものの差」です。そこを混同しないでいただきたいと思います。

料金とプランの詳細、含まれるものの内訳はオンラインパーソナルの料金とプランの詳細にまとめています。


RBDジムのオンラインパーソナル詳細はこちら

入会金0円/体験・カウンセリングは無料/全国どこからでも受講できます

料金表に出てこないコスト|熊本で「通う」ときの移動・駐車場・時間

ここは、料金の比較だけでは見えてこない論点です。料金表に載っていないコストが、続けられるかどうかを大きく左右します。

熊本は、車での移動が前提になりやすい地域です

数字で確認できることから。一般財団法人 自動車検査登録情報協会の統計では、自家用乗用車の世帯当たり普及台数は、熊本県が1.310台/世帯、全国平均が1.037台/世帯とされています(2021年3月末現在)。

平均で1世帯1台を上回っており、複数台を持つ世帯も少なくないことがうかがえます。家族の誰かが車を使っていれば自分は出られない、という状況も含めて、移動手段の前提が都市部とは違います。

熊本市自身も、公共交通グランドデザインのなかで「過度にマイカーに依存しない、誰もが気軽におでかけできるまちの実現を目指し」と記しています(熊本市公式サイト)。市として改善に取り組んでいる、という事実の裏側に、現状は車での移動が中心になりやすいという前提が読み取れます。

これは良い悪いの話ではありません。「ジムに通う」という行為のコストが、都市部の記事が想定しているものと違うという、ただの事実です。

  • 電車やバスで「ついでに寄る」という動線が作りにくい
  • 駐車場の有無と台数が、通えるかどうかを左右する
  • 浜線通りや産業道路のような幹線は、時間帯によって所要時間が読めない
  • 雨の日・夏の暑さ・冬の夜は、「出る」ことのハードルがさらに上がる

月の移動時間を、自分の数字で計算してみてください

ここは、こちらが「南区から中央区まで何分」と決めつけるべきではない部分です。渋滞と時間帯で大きく変わりますし、同じ区内でも場所で変わります。

ですので、計算式だけをお渡しします。 あなたの数字を入れてください。

片道の所要時間(分)× 2 × 月の通う回数 = 月の移動時間(分)

参考として、週2回(月8回)通う場合の試算を並べます。

表4:週2回通う場合の月あたり移動時間(試算)

片道の所要時間 月8回(週2回)の移動時間 2ヶ月(16回)の合計
10分 約2.7時間 約5.3時間
15分 約4.0時間 約8.0時間
20分 約5.3時間 約10.7時間
30分 約8.0時間 約16.0時間
40分 約10.7時間 約21.3時間

※移動時間のみの単純計算です。駐車・着替え・待ち時間は含みません。実際の所要時間は時間帯・経路・交通状況により変わります。

熊本でジムに週2回通う場合の月あたり移動時間の試算

ここに、駐車場を探す時間、着替えの時間、場合によっては受付での待ち時間が乗ります。片道20分の方なら、2ヶ月の契約期間で移動だけに10時間以上を使う計算になります。トレーニングそのものの時間(60分×16回=16時間)と、同じオーダーの時間です。

この10時間を「どうせ使う時間」と割り切れる方は、通う形が向いています。一方で、「その10時間が確保できないから前回は続かなかった」という方は、意志ではなく設計を変えたほうが早いです。

駐車場・雨・冬の夜・子どもの送迎

カウンセリングで実際によく伺う話を、いくつか挙げます(個人の状況であり、すべての方に当てはまるものではありません)。

  • 「駐車場が2台しかないと聞いて、満車だったときのことを考えると行きづらい」——これは当ジム自身が言われたことです。専用駐車場は2台です。だから近隣の駐車場も含めてご案内しています
  • 「子どもを寝かせてからだと21時半で、そこから出るのは無理」——このパターンがおそらく最多です
  • 「雨の日は、運転して出るのが面倒で休んでしまう」——梅雨時は、これが何週間も続くことがあります
  • 「夫と車が1台しかないので、曜日が固定できない」——世帯で車を共有している場合、曜日固定という契約の前提が成立しません
  • 「部活の送迎と重なって、結局自分の予約を後回しにした」——家族の予定が優先されるのは自然なことです

これらはすべて、トレーニングの中身とは一切関係のない要因です。でも、継続できるかどうかはここで決まります。

逆に、「通う」ことで得られているもの

公平に書きます。移動には、コストだけでなく機能があります。

  • スイッチが入る——家から出て、ジムに着いて、着替える。この一連の動作が「やる時間だ」という切り替えになる方がいます。自宅だと、同じ部屋で同じ服のまま始めることになり、気持ちが乗らない方もいます
  • 逃げ場がない——予約を取って、車を出して、現地に着いた。ここまで来たら、やらずに帰る人はほぼいません
  • 日常から離れられる——家にいると家事が目に入り、子どもが声をかけてきます。「自分のためだけの60分」を確保する手段として、家の外に出ることには意味があります
  • 人に会う——月に何度か外で人と話す予定があること自体が、生活のリズムになる方もいます

薬剤師トレーナーの視点では——私たちは「移動時間はムダだからオンラインにしましょう」とは申し上げません。移動は、コストでもあり、行動のきっかけでもあるという二面性を持っています。問題は、どちらの面があなたの生活で優勢かです。判断の材料はシンプルで、前回うまくいかなかったときの止まり方を思い出すことです。「ジムでは頑張れたが、行く回数が減って終わった」なら、移動がコスト側に振れています。「自宅でやろうとしたが一度もやらなかった」なら、移動がきっかけ側に振れています。ここを取り違えて形態を選ぶと、同じことをもう一度繰り返します。


それでも対面が向く場面|オンラインでは代えにくいこと

この章は、本記事で特に大事にしている章です。オンラインを勧める記事であっても、対面のほうが向く場面ははっきり存在します。

当ジムは熊本市南区に店舗があり、オンラインも行っています。だから正直に書きます。全員にオンラインをおすすめするつもりはありません。

高重量・フリーウェイト・マシンが必要な目的

最大筋力を大きく伸ばしたい、競技のためにベースを上げたい、体重そのものを増やしたい。こうした目的では、自宅の器具では負荷が足りません。

自体重やチューブ、手持ちのダンベルでも、追い込めば筋のサイズを変えることは狙えます。しかし「扱える重量を大きく伸ばす」という目的には、重量そのものが必要です。バーベルのスクワットやデッドリフト、ラットプルダウンのようなマシン種目は、オンラインでは代替できません。

ここは迷う必要がありません。目的が高重量にあるなら、通える環境を探すべきです。

最初のフォーム習得

画面越しの指導で見えるものは、意外に多いです。全身が入る距離で横から撮れていれば、膝やつま先の向き、背中の丸まり、重心の前後は確認できます。

ただし、見えにくいものもあります。

  • 床を押している感覚——力の入り方は、外からは見えません
  • 細かい代償動作——肩がわずかに上がる、骨盤が片側だけ落ちる。角度が1つしかないと見落とします
  • 呼吸のタイミングと腹圧——触って確認したほうが早い場面があります

まったく運動経験がなく、スクワットの形から覚える段階であれば、最初の数回を対面で行う価値は大きいと考えています。逆に、過去にジムに通った経験があり、基本種目の形が体に残っている方は、オンラインの立ち上がりが速いです。

既往歴・服薬・痛みがある場合

ここは薬剤師として、はっきり書いておきたい部分です。

腰や膝に痛みがある、過去に手術を受けた、持病があって薬を継続して飲んでいる。こうした場合、まず主治医に運動の可否と注意点をご相談ください。 これはオンラインか対面かという話の前の段階です。

そのうえで、形態の選び方として申し上げると、

  • 痛みの再現性を確認する必要がある場合——どの動きでどこが痛むのかを、角度を変えて見たり、必要に応じて動きを誘導したりして確かめる場面があります。初期は対面が有利です
  • 血圧や血糖に関わる薬を飲んでいる場合——運動中の変化に注意が必要な局面があります。初回は同じ空間にいたほうが対応が速いです
  • 自覚症状の言語化が難しい場合——「なんとなく張る」としか言えない段階では、直接見られる環境のほうが情報量が増えます

いずれも「オンラインでは扱えない」という意味ではありません。初期を対面で固めてからオンラインに移すという選択肢があります(後述の併用の章へ)。

自宅に運動スペース・通信環境がない場合

オンラインに必要な最低条件は、おおむね次のとおりです。

  • スペース:畳2畳程度(ヨガマット1枚分+手足を伸ばせる余白)
  • カメラの距離:全身が入るまで、スマートフォンやPCから2〜3m離れられること
  • 通信:ビデオ通話が途切れない程度の安定した回線
  • スタンド:スマートフォンを固定できるもの(床置きだと全身が入りません)

このうちスペースと距離が確保できない場合は、オンラインの質が落ちます。 画面に上半身しか映らない状態では、フォームの確認ができません。環境の条件は、正直に伝えていただいたほうがいい部分です。

「人に見られている」環境が必要な方

自宅だと、始める前に洗濯物が目に入って、そのまま畳んでしまう。30分だけのつもりが、スマートフォンを見て終わる。自宅は、集中を妨げる要素が多い場所です。

「家では何もできない」という自覚がある方は、その自覚を信じてください。 家の外に出る形のほうが向いています。

熊本市南区の店舗で対面を受ける場合の料金やアクセス、他店との比較の考え方は熊本で通うパーソナルジムを選ぶときの考え方にまとめています。

対面でフォームを確認するパーソナルトレーニングの様子

なお、私たちがオンラインのご相談で最初に伺うのは、目標体重ではなく「自宅のどこで、何時に、どのくらいのスペースでやる想定か」です。ここが答えられない状態で契約すると、消化できない回数券が残ってしまうからです。


RBDジムのオンラインパーソナル詳細はこちら

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熊本在住でもオンラインのほうが続くケース

ここからは逆側です。「熊本市内に住んでいるのに、わざわざオンラインにする意味があるのか」——この疑問に、具体的な生活パターンで答えます。

自由時間が21時以降、または早朝しかない

店舗の営業は夜21時前後までというところも多く、21時半に家が落ち着いてから「さあ行こう」は、まず成立しません。

オンラインなら、移動の往復がない分、家が落ち着いた直後の時間をそのまま使えます。 片付けが終わって、着替えずに、そのまま始められます。終わったらそのままシャワーに入れます。対応できる時間帯は事業者ごとに違うので、申込前に確認してください。当ジムのオンラインは、21時以降や早朝のセッションもご相談いただけます(電話の受付は11:00〜21:00です)。

早朝も同じです。家族が起きる前に30分で終わらせる、という使い方は、移動がゼロだからこそ成立します。

産後・育児中・介護中

このケースが、おそらくもっともオンラインの合理性が立ちます。

  • 子どもが昼寝をしている30〜45分に入れる
  • 寝かしつけが終わった21時以降に入れる
  • 子どもが起きてしまったら、その場で中断して再開できる(移動していたら、その回が丸ごと無駄になります)
  • 託児や家族への預け先を確保しなくていい

産後の方の場合、回復の段階に応じて内容を変える必要があります。産後の運動開始時期については、産婦人科の判断を優先してください。 そのうえで、腹圧や骨盤周りの使い方は、オンラインでも設計できる範囲が広い領域です。

介護を担っている方も同様で、家を長時間空けられないという制約は、移動ゼロでしか解けません。

在宅勤務・シフト勤務で予約を固定できない

「毎週火曜19時」で押さえられる方は、対面の契約が機能します。問題は、残業が読めない方、シフトが月ごとに変わる方です。

対面の予約は、キャンセルの締切があります。18時に「今日は無理そうだ」と分かっても、もう振り替えられない。これを2〜3回繰り返すと、通う気持ちそのものが折れます。

オンラインは、直前の調整が効きやすい形態です(締切の条件はサービスごとに違いますので、必ず事前に確認してください)。そして何より、「移動時間を含めて空ける必要がない」ので、空けるべき枠が小さくなります。60分の枠を取るのと、移動込みで2時間の枠を取るのでは、確保できる確率が変わります。

熊本市近郊から、市内まで片道30分以上かかる

益城町、合志市、宇土市、菊陽町、嘉島町、八代市——このあたりにお住まいで、市内のジムを検討されている方は、先ほどの表4をもう一度見てください。

片道30分なら、週2回で月8時間。 2ヶ月の契約で16時間です。これは「通えなくはないが、通い続けるのが難しい」ゾーンです。見学の日は行けます。1ヶ月目も行けます。問題は2ヶ月目です。

このゾーンの方には、「自宅でオンライン + 節目だけ市内の店舗」という組み方をご提案することが多いです。

出張・転勤・県外への移動が多い

熊本で始めて、途中で転勤になる。月の半分は県外にいる。この場合、店舗型の契約は消化できません。

オンラインは、移動先が熊本でも東京でも海外でも、同じ指導が続きます。 「熊本で始めたものを、移動後も止めない」という点で、オンラインは構造的に強いです。

自宅でやるから、終わったあとに残る

ここは、あまり語られないメリットです。

対面で2ヶ月通うと、ジムの環境でしかできない動きを覚えて終わることがあります。マシンの設定、使い慣れたバーベル、トレーナーの声かけ。これらが揃っていた2ヶ月の記憶は、自宅には再現できません。

オンラインは最初からあなたの部屋で、あなたの持っている道具で組み立てます。だから、サービスが終わった時点で残るものが「自宅でできる形」そのものになります。

食事も同じです。自分の冷蔵庫と、いつも行くスーパーと、家族の食卓を前提に組むので、終わってからも続けやすくなります。当ジムが「一生使える食事管理術」と呼んでいるのは、この部分です。

自宅でどこまでできるのか、基本の考え方は自宅トレーニングで押さえたい基本に整理しています。オンラインで受けるときの利点をもう少し広く知りたい方はオンラインで指導を受けるときの利点の整理もどうぞ。

なお、「オンラインフィットネス」と呼ばれるサービスには、動画見放題から1対1のパーソナルまで、中身の違う形態が含まれています。その違いの詳細はオンラインフィットネスとオンラインパーソナルの違いで扱っていますので、本記事では深追いしません。

子どもを寝かせた後に自宅でオンラインパーソナルを受ける様子

効果に差は出るのか|研究が示していること

「オンラインは楽な代わりに、効果は落ちるのではないか」。ここに正面から答えます。ただし、研究を誠実に扱います。 都合よく一般化しません。

遠隔での運動指導は、成立しうる

まず参考になるのは、理学療法士が主導する運動ベースのテレリハビリテーションについてのシステマティックレビュー・メタアナリシスです(Age and Ageing, Vol.52, Issue 11/2023年11月)。

ここでは、可動域・筋力・6分間歩行距離・TUG(立ち上がり歩行テスト)・QOLといった指標で、対面と比較して非劣性だったと報告されています。 医療費は対面より低かったとも報告されています。

ただし、対象を必ず確認してください。 この研究の対象は地域在住の高齢者(平均65歳以上)で、筋骨格系や心肺の疾患を持つ集団が中心です。リハビリテーション領域の話であり、健康な成人がダイエットやボディメイクを目的に行うトレーニングに、そのまま当てはめることはできません。

同様に、遠隔医療(テレヘルス)全般については、2020年3月〜2023年4月の研究を対象としたシステマティックレビューで、さまざまなアウトカム・臨床領域において対面ケアと同等と報告されています。

言えるのはここまでです。「遠隔という形式そのものが、必ずしも成果を損なうわけではない」という傾向が、医療・リハビリの領域で示されている。それだけを受け取ってください。

差が大きいのは「対面かオンラインか」より「人が関わるかどうか」

もう少し一般のトレーニングに近い研究があります。トレーニング経験者を対象とした10週間のランダム化比較試験です(Journal of Strength & Conditioning Research, 39(11):1129-1137/2025年11月)。

3つの群を比べています。報告されたアドヒアランス(実施率)は次のとおりです。

群 実施率
対面で指導を受けた群 88.2%
アプリで配信されたプログラムを行った群 81.2%
PDFを渡されて自分で行った群 52.2%

対面群では、スクワットの伸び、除脂肪量の増加、WHO-5(well-being)の改善が大きかったと報告されています。

ここで絶対に誤読してはいけない点があります。この研究の中間の群は「アプリで配信されたプログラム」であり、リアルタイムの1対1ビデオ通話によるオンラインパーソナルではありません。 ですから、この数字をもって「オンラインパーソナルの実施率は81.2%」と言うことはできませんし、「オンラインパーソナルは対面に劣る」とも言えません。

この研究が示しているのは、もっと手前の、もっと重要なことです。

人がどれだけ関わるかで、続く確率が大きく変わる。

自分だけでやる群は52.2%。何らかの指導がつくと80%台に上がります。約29〜36ポイントの差です。そして、リアルタイムで1対1のオンラインパーソナルは、「自己流」ではなく明らかに「人が関わる側」に位置します。

「オンラインか対面か」で悩んでいる方は、すでに正しい側の2択で悩んでいます。 いちばん差がつくのは、どちらも選ばず自分でやろうとしたときです。

指導形態別の実施率を比較したグラフ

必要な「量」は、形式では変わらない

形態をどちらにしても、やるべき量は同じです。

厚生労働省 e-ヘルスネットの情報シートでは、筋力トレーニング(レジスタンス運動)は成人・高齢者ともに週2〜3回が推奨されるとされています。また、筋トレを実施している群は、実施していない群と比べて、総死亡リスクや、心血管疾患・全がん・糖尿病などの発症リスクが10〜17%低いとも紹介されています(観察研究の知見であり、個人の結果を約束するものではありません)。

ここが、形態選びの実務的な基準になります。週2〜3回を2ヶ月続けられる形はどちらか。 これが選ぶ基準です。「どちらが優れているか」ではありません。

月8回の対面を2ヶ月で16回、確実に消化できる生活なら対面でいい。消化できる確率が6割なら、実際に行われる回数ではオンラインのほうが多くなる可能性があります。

急いで落とすと、骨格筋と基礎代謝の面で不利になりうる

形態の話から少し離れますが、期間を決める前に知っておいていただきたいことです。

e-ヘルスネットでは、基礎代謝量の低下の主な理由として、骨格筋などの除脂肪量の減少が挙げられています(「加齢とエネルギー代謝」)。また、体脂肪1kgを減らすために必要なエネルギー量は約7,000kcalとされています(情報シート「身体活動とエネルギー・栄養素」)。脂肪だけで10kg落とすには7万kcal相当の収支が必要です。短期間でこれを上回るペースの減量を急ぐと、脂肪だけでなく筋肉まで落としやすくなり、骨格筋が減れば基礎代謝の面でも不利になりうる——というのが、私たちが期間を急がない理由です。

一方で、高血糖・脂質異常・血圧高値がある方については、3〜4%の緩やかな減量でも検査値の異常は改善するといわれています(同「肥満・メタボリックシンドローム予防の食事」)。体重60kgの方なら約1.8〜2.4kgです。

薬剤師トレーナーの視点では——私たちが「○kg落ちます」とお約束しないのは、体の反応に個人差があるからです。約束できるのは数値ではなく、設計の説明です。なぜこの順番でこの種目をやるのか、なぜこの食事量なのか。理由が分かっていれば、サービスが終わったあとも自分で判断を続けられます。逆に理由が分からないまま進むと、終わった瞬間に判断の軸がなくなります。当ジムが「リバウンドしにくい設計を目指したメソッド」と呼んでいるのは、筋肉量を保ちながら、終わったあとも自分で続けられる形に落とすという設計方針のことです(変化には個人差があります)。


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判断フロー|あなたは「通う」「オンライン」「併用」のどれか

ここまでの内容を、5つの質問に圧縮しました。思い当たるほうを選んでください。

5つの質問

Q1. 移動に、月3時間以上を使えますか
(片道20分・週2回なら月約5.3時間。先ほどの表4で確認してください)

  • はい → 対面が選択肢に入ります
  • いいえ/たぶん無理 → オンラインか併用へ

Q2. あなたの目的に、高重量やマシンが必要ですか
(最大筋力を大きく伸ばす/競技/体重を増やす、など)

  • はい → 対面です。ここは迷わなくていい項目です
  • いいえ(体脂肪を落としたい/体型を整えたい/運動を習慣にしたい) → オンラインでも成立します

Q3. 曜日と時間を固定できますか

  • はい → 対面の予約が機能します
  • いいえ(残業・シフト・子ども・家族の車の都合) → オンラインか併用へ

Q4. 自宅に畳2畳程度のスペースと、安定した通信環境がありますか
(スマートフォンから2〜3m離れて全身が映るか)

  • はい → オンラインの条件を満たします
  • いいえ → 対面を優先してください。環境が足りないままオンラインを始めても、フォームを見てもらえません

Q5. 痛み・既往歴・服薬がありますか

  • はい → まず主治医にご相談ください。 そのうえで、初期は対面、落ち着いてからオンライン、という順序が無理のない選び方です
  • いいえ → どちらでも可
通う・オンライン・併用を決める判断フローチャート

回答パターン別の結論

パターンA:Q2が「はい」
→ 通う(対面)。高重量が必要な目的は、自宅の器具では代替できません。熊本市内で通える範囲のジムを探してください。移動時間が課題なら、職場や自宅から近い店舗を優先するのが現実的です。

パターンB:Q1「いいえ」+Q3「いいえ」+Q4「はい」
→ オンライン。移動時間が出せず、予約も固定できず、自宅の環境が整っている。この組み合わせは、オンラインがもっとも機能するパターンです。おそらく本記事の読者でいちばん多い型です。

パターンC:Q4「いいえ」
→ 通う(対面)、または環境を整えてからオンライン。スペースと通信は前提条件です。ここが欠けている状態でオンラインを選ぶと、満足度が大きく下がります。

パターンD:Q5「はい」
→ 主治医の判断が最優先。そのうえで併用。初期の数回を対面で、痛みの出方と動かし方を確認してから、オンラインに移す形が無理がありません。

パターンE:Q1・Q3が「時期によって変わる」
→ 併用。繁忙期と閑散期の差が大きい方、季節で動ける量が変わる方は、形態を固定しないほうが続きます。次の章で具体的に扱います。

パターンF:運動経験がまったくなく、Q2は「いいえ」
→ 入口だけ対面、その後オンライン。スクワットやヒップヒンジの形を体で覚える段階は、直接見てもらうほうが速いです。形ができたらオンラインに移せます。


「併用」という選び方|熊本で実際にどう組むか

ここからが、本記事の中心です。冒頭で触れた「二択からこぼれ落ちている中間」の話です。

当ジムでは、熊本市南区の店舗での対面と、オンラインの両方を組み合わせた形を実際にご案内しています。回数券制のオーダーメイドで、カウンセリングのなかで配分を決めるという進め方です。決まったパッケージ商品があるわけではないので、「このプランを申し込めば併用になる」というものではありません。何回を対面に、何回をオンラインに割り振るかを、生活と目的から逆算して組みます。

以下は、組み方の例です。

入口だけ対面:最初の2〜3回でフォームを作り、以降オンライン

  • 1〜3回目(対面):姿勢と可動域の確認、基本種目のフォーム、痛みの出方の確認。自宅でやる種目を、店舗で一度やってみて感覚を掴む
  • 4回目以降(オンライン):自宅で、覚えた種目を回しながら強度を上げていく。画面越しにフォームを確認し、ずれたら修正する

この形の良いところは、オンラインの弱点が最初に潰れていることです。フォームの基礎と痛みの確認は、対面でしか見えない部分があります。そこを先に済ませておけば、オンラインの精度が上がります。

繁忙期はオンライン、余裕がある時期は対面

熊本で働いていると、時期で動ける量が変わる方が少なくありません。

  • 決算期・年度末(2〜4月)
  • 農繁期
  • 学校の長期休み(子どもが家にいる期間)
  • 年末年始

こうした期間だけオンラインに切り替え、落ち着いたら対面に戻す。「忙しい時期に止める」のではなく、「忙しい時期は形を変える」という考え方です。

止めると、再開のハードルが高くなります。一度止まると、もう一度始めるまでに長い時間が空いてしまうことも少なくありません。止めないことの価値は、この点にあります。

産後・季節要因での一時オンライン化

産後や、怪我の回復期、家族の介護が重なった時期。通えない期間を「中断」にしないための使い方です。

産後の場合、運動を再開してよい時期と内容は産婦人科の判断を優先してください。 そのうえで、動ける範囲が狭い期間は、オンラインで呼吸や姿勢の調整から入り、動ける範囲が広がったら対面で負荷をかける、という段階の付け方ができます。

卒業後の月1オンラインで振り返る

2ヶ月や3ヶ月のコースが終わったあと。ここがいちばん不安な時期です。

対面を終えた方が、月1回だけオンラインで振り返るという使い方をされることがあります。体重と体脂肪の推移、食事の記録、フォームが崩れていないかを確認する。月1回なら時間も費用も負担が小さく、生活に戻った状態での答え合わせになります。

これで必ず維持できる、という意味ではありません。「戻りはじめに気づく機会を残しておく」という設計です。気づくのが1ヶ月後なら立て直しやすいですが、1年後だとやり直しに近くなることがあります。

対面とオンラインを併用する組み方のタイムライン

併用するときの注意点

良いことばかりではありません。注意点を3つ。

1. 予約の取り方が複雑になります。 対面とオンラインで枠の取り方やキャンセル締切が違う場合があります。契約前に、両方の予約ルールを確認してください。

2. 料金の考え方を先に決めてください。 当ジムの場合は回数券で配分を組みますが、事業者によっては対面とオンラインが別契約になることがあります。「併用できます」と言われたときは、それが1つの契約なのか、2つの契約なのかを確認してください。

3. 頻度を増やしすぎないこと。 「対面週1+オンライン週2」のように詰め込むと、回復が追いつきません。先に触れたとおり、週2〜3回が一つの目安です。併用は回数を増やすための仕組みではなく、同じ回数をどこでやるかを変える仕組みだと考えてください。

体験の場で何を確認すればいいか、流れを知りたい方は体験で相性を確かめる流れをご覧ください。

薬剤師トレーナーの視点では——併用をご案内するとき、私たちが見ているのは「どちらが好きか」ではなく「どこで止まるか」です。服薬の指導でも同じことを考えます。1日3回の薬を飲めない人に「頑張って飲んでください」と言っても意味がなく、主治医と相談して1日1回の飲み方に変えられるなら、そのほうが続けやすくなるとされています。トレーニングも同じで、続けられない形を精神論で支えるより、続けられる形に変えるほうが現実的です。対面とオンラインの両方を手元に持っているのは、そのための選択肢を増やすためです。


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熊本でオンラインパーソナルを選ぶときの確認ポイント7つ

ここはオンライン固有の論点に絞ります。通うジム全般の選び方は熊本でパーソナルジムを比較して選ぶときの整理で扱っていますので、重複は避けます。

1. 食事指導が料金に含まれているか、別料金か

オンラインの場合、ここで月1〜2万円規模の差が出ます。「食事サポート」が月額オプションになっている例もあります(CLOUD GYM 公式サイトに食事サポート30日16,500円の記載/2026年10月4日時点)。「含まれますか、別料金ですか」と直接聞いてください。

2. 栄養の設計を、誰がしているか

食事指導が含まれていても、中身は幅があります。アプリに記録してコメントが返るだけの形と、管理栄養士や有資格者が設計する形は別物です。「食事の設計は誰が、どんな資格で行っていますか」と聞いて構いません。

3. リアルタイムの1対1か、動画配信か、チャットのみか

ここを混同して申し込むと、期待とサービスが大きくずれます。「オンラインパーソナル」という名前でも、実態は録画動画の配信+チャット相談という場合があります。「1回のセッションは、ビデオ通話でリアルタイムに1対1ですか」を確認してください。

4. 必要になったとき、対面に切り替えられるか

熊本在住なら、ここが効きます。 オンライン専業のサービスは、全国どこからでも受けられることが強みですが、そのぶん熊本で対面に切り替える選択肢は基本的にありません。「痛みが出たので一度直接見てほしい」「最初だけ対面で習いたい」という要望が出てきそうな方は、ここを確認しておくと安心です。地元に店舗がある事業者を選ぶ意味は、ここにあります。

5. 自宅の器具・スペースの前提

「器具なしでできます」と書いてあっても、どこまでを器具なしでやるのかは事業者によって違います。途中からダンベルやチューブの購入が前提になる場合、その費用も総額です。 「何をどのくらい買う必要がありますか」を先に聞いてください。

6. 回数の有効期限・解約・休会の条件

回数券制の場合、有効期限内に消化できなければ実質の単価が上がります。 休会制度があるか、期限の延長ができるか、途中解約時の返金はどうなるか。ここは契約前に文書で確認すべき部分です。

7. 体験・カウンセリングで何が分かるか

体験の目的は「やってみること」ではなく「合うかどうかを確かめること」です。確認したいのは次の3点です。

  • 自宅の環境(スペース・通信・器具)を踏まえた提案が出てくるか
  • 「向いていないかもしれません」と言える事業者かどうか
  • 回と回の間のやりとりが、具体的に説明されるか

パーソナルトレーニングそのものの中身と効果の考え方はパーソナルトレーニングの中身と効果の考え方に整理しています。


RBDジムの場合|熊本市南区の店舗とオンライン

最後に、当ジムの場合をお伝えします。比較の材料として使ってください。

カウンセリングで、どう振り分けているか

実際にご相談を受けたとき、だいたい次のように振り分けています。

ご相談の内容 ご案内している形
高重量を扱いたい/競技のため 対面。店舗で器具を使った設計をします
運動経験がなく、フォームから覚えたい 最初の数回は対面、形ができたらオンラインも可
夜遅くしか時間がない/子どもが小さい オンラインを軸に(21時以降・早朝もご相談ください)
市内まで片道30分以上かかる オンラインを軸に、節目だけ対面
痛み・既往歴・服薬がある 主治医の判断を確認したうえで、初期は対面
時期によって忙しさが大きく変わる 併用で配分を組む
以前通っていて、戻るのが不安 オンラインで頻度を落として継続

振り分けの判断材料として、既往歴と服薬の内容を必ず伺います。薬剤師国家資格を持つトレーナーが在籍しているため、お薬の情報を踏まえて「この点は主治医に確認してください」とお伝えできます。治療に関する判断は主治医の指示が優先ですが、伝えていただいた情報がどう扱われるかは、申込前に確認していただける部分です。

料金とプラン

オンラインの料金は前述のとおり、12回88,000円/18回118,000円/24回148,000円(すべて税込・食事指導込み・入会金0円)です。

併用をご希望の場合は、回数券の配分をカウンセリングで決めるオーダーメイドの形になります。決まったパッケージではないため、ご希望と生活の条件を伺ってから内容と料金をご提示します。

対面の料金・コースは店舗側のご案内になりますので、熊本市南区の店舗で受ける場合の料金・アクセスをご確認ください。

体験・カウンセリングの条件(オンラインと対面で違います)

ここは混同されやすいので、分けて書きます。

  オンライン 対面(店舗)
体験 体験・カウンセリング60分無料 体験トレーニング500円(税込)
カウンセリング 上記に含まれます 無料

いずれも、その場でのご契約は不要です。「通うかオンラインか、まだ決めていない」という段階のご相談で構いません。むしろ、その段階でお話しいただいたほうが、こちらも適切にご提案できます。

アクセス・店舗情報

  • 所在地:〒862-0963 熊本県熊本市南区出仲間9-5-10 スペーシアビル4F
  • アクセス:南熊本駅から車で約5分/浜線通り沿い
  • 駐車場:専用駐車場2台(満車の場合は近隣の駐車場をご案内します)
  • 電話:080-5259-3762(受付11:00〜21:00/月曜定休)
  • 対応エリア:店舗周辺(田迎・近見・力合など)をはじめ熊本市内各区のほか、益城町・嘉島町・宇土市・合志市・菊陽町などの近郊から通われている方もいらっしゃいます。オンラインは全国対応です
熊本市南区にあるRBDジムの店舗内観

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よくある質問(FAQ)

Q. 熊本でオンラインパーソナルトレーニングは受けられますか?

A. 受けられます。選択肢は大きく2つです。①熊本に拠点を持つジムがオンラインを提供している場合(2026年10月4日時点で公式サイトに記載を確認できたのはSEEDと当ジム。当社調べ・全事業者を調査したものではありません)、②全国対応のオンライン専業サービス(CLOUD GYMなど。熊本に拠点はありません)。前者は必要になったときに対面へ切り替えられる点が違います。

Q. 料金はいくらくらいですか?対面とどちらが安いですか?

A. 熊本の対面は、比較メディアの掲載値で2ヶ月約175,000円/1回あたり約11,000円が一つの目安です(body-make.jp 熊本ページ/2026年10月4日確認)。オンラインは1回あたり3,000〜6,000円程度が目安ですが、公式サイトで確認できる例には45分10,000円という設定もあります(SEED/同日)。総額の比較ではなく、含まれるもの(食事指導・入会金・1回の時間・有効期限)を揃えてから比べてください。

Q. オンラインだと効果は落ちますか?

A. 「落ちる」「落ちない」と断定はできません。目的によります。 高重量やマシンが必要な目的では、自宅の器具では足りません。一方で、体脂肪を落としたい、体型を整えたい、運動を習慣にしたいという目的であれば、オンラインでも成立する範囲が広いです。研究に関しては、高齢者のリハビリ領域で遠隔が対面に非劣性だったという報告があり(Age and Ageing 2023)、トレーニング経験者を対象としたRCTでは自分だけで行う群(52.2%)と、何らかの指導がつく群(80%台)で実施率に大きな差が出ています(J Strength Cond Res 2025)。結果には個人差があります。

Q. 器具がない自宅でもできますか?

A. できる範囲とできない範囲があります。できること:自体重での下半身・体幹の種目、チューブや軽いダンベルを使った上半身の種目、可動域と姿勢の改善。難しいこと:高重量を扱う種目(バーベルスクワット、デッドリフト)、マシン特有の軌道が必要な種目。途中で道具が必要になる場合は、何をいくらぶん買う必要があるかを事前に確認してください。

Q. どのくらいのスペースと通信環境が必要ですか?

A. 目安は畳2畳程度で、カメラに全身を映すためスマートフォンやPCから2〜3m離れられることが条件です。スマートフォンを固定するスタンドもご用意ください(床置きだと全身が入りません)。

Q. 熊本市内に住んでいますが、わざわざオンラインにする意味はありますか?

A. 移動時間を計算してみてください。 片道20分・週2回なら月約5.3時間、2ヶ月で約10.7時間です。これに駐車と着替えの時間が乗ります。この時間を出せる生活なら、通う形には器具とフォーム修正の利点があります。出せないなら、オンラインのほうが実際に行われる回数が多くなる可能性があります。市内在住かどうかではなく、その時間が出せるかどうかが判断の軸です。

Q. 途中から対面に変えられますか?併用できますか?

A. 当ジムでは、対面とオンラインを組み合わせた形を実際にご案内しています。回数券制のオーダーメイドで、配分はカウンセリングで決めます(決まったパッケージ商品ではありません)。よくある組み方は「最初の2〜3回を対面でフォーム習得、以降オンライン」「繁忙期だけオンライン」「卒業後は月1回オンラインで振り返り」です。他社をご検討の場合は、それが1つの契約なのか別契約なのかを必ず確認してください。

Q. 産後ですが受けられますか?

A. 運動を再開してよい時期と内容は、産婦人科の判断を優先してください。 そのうえで、動ける範囲に合わせて個別に設計します。産後の方にとって、子どもを預けずに自宅で受けられる点はオンラインの大きな利点です。中断と再開がしやすいのも、この時期には現実的です。

Q. 食事指導は含まれますか?

A. 当ジムのオンラインは、全コースに食事指導が含まれます(税込料金内・管理栄養士在籍)。食事指導のための追加料金はかかりません。他社をご検討の場合、食事サポートが月額オプションになっている例もありますので(CLOUD GYM 公式サイトに食事サポート30日16,500円の記載/2026年10月4日時点)、含まれるか別料金かを必ず確認してください。

Q. 解約や休会はできますか?

A. 条件は事業者ごとに違います。回数券制の場合は有効期限と延長の可否、月額制の場合は解約の締切日と手続き方法が要点です。当ジムの場合も、ご契約前のカウンセリングで条件をご説明していますので、不明点はその場で全部お聞きください。契約書面を読まずに申し込むのは避けてください(これはどの事業者を選ぶ場合も同じです)。

Q. 熊本以外(県外・海外)からでも受けられますか?

A. オンラインは全国対応です。熊本で始めて、転勤や進学で県外に出られたあとも継続されている方がいらっしゃいます。時差がある地域の場合は、セッションの時間帯をご相談ください。

Q. 体験はありますか?

A. あります。ただしオンラインと対面で条件が違います。 オンラインは体験・カウンセリング60分無料、対面は体験トレーニング500円(税込)/カウンセリング無料です。いずれも、その場でのご契約は不要です。


まとめ|熊本で「通う」か「オンライン」かで迷っている方へ

長くなりましたので、3つの軸に戻します。

  1. 移動に、月何時間を使えるか——片道20分・週2回で月約5.3時間。この時間を出せるなら通う形が機能し、出せないならオンラインのほうが実際の回数が増えやすくなります
  2. 目的に、高重量やマシンが必要か——必要なら対面です。ここは迷わなくていい項目です
  3. 曜日と時間を固定できるか——固定できるなら対面の予約は強い仕組みになり、固定できないなら枠の小さいオンラインが現実的です

そして、本記事でいちばんお伝えしたかったのは、「通う」か「オンライン」の二択ではないということです。

熊本の検索結果に出てくるオンラインの選択肢は、県外に本拠を置くオンライン専業サービスであることが多く、「必要なときだけ対面に戻れる」という中間の形が見えにくい構造になっています。熊本に店舗があり、オンラインも行っている立場から言えるのは、その中間が実際にいちばん現実的な方が少なくないということです。

最後に。どちらにするかを決めてから相談する必要はありません。 当ジムの体験・カウンセリングは、オンラインなら60分無料、対面なら体験トレーニング500円(税込)・カウンセリング無料です。いずれもその場でのご契約は不要です。「自分の生活なら、どちらが続きそうか」を一緒に考える時間として使っていただければ十分です。

話を伺った結果、「この生活なら、店舗に通える時期を待ったほうがいいと思います」とお伝えすることもあります。そのための時間だと考えています。

ご相談は、オンラインパーソナルの内容と料金のページ、または電話 080-5259-3762(受付11:00〜21:00/月曜定休)までどうぞ。熊本市南区出仲間の店舗での対面をご希望の場合も、同じ窓口で承ります。

なお、本記事に掲載した他社の料金・サービス内容は、すべて2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。当社調べであり、熊本のすべての事業者を調査したものではありません。内容は変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。また、記載した研究結果は報告されている傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。 体の変化には個人差があります。持病のある方、産後の方、服薬中の方は、開始前に必ず医師にご相談ください。

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主な参考・出典(2026年10月時点)

公的機関

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「情報シート:筋力トレーニングについて」(週2〜3回/発症リスク10〜17%) https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-005.html
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-07-002.html
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「基礎代謝量」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/keywords/basal-metabolism.html
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「情報シート:身体活動とエネルギー・栄養素」(体脂肪1kg≒7,000kcal) https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-012.html
  • 熊本市「熊本地域公共交通計画」 https://www.city.kumamoto.jp/kiji00348134/index.html
  • 一般財団法人 自動車検査登録情報協会「自家用乗用車の世帯当たり普及台数(都道府県別)」 https://www.airia.or.jp/publish/statistics/index.html

文責

白木 勝也
RBDジム オーナー・トレーナー
東大薬学部卒・薬剤師国家資格保有。熊本市南区を拠点に、理論に基づいた「リバウンドしにくい設計を目指したメソッド」で多くの女性のボディメイクをサポート。

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