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オンラインパーソナルトレーニングの料金相場|内訳と、価格差が生まれる4つの理由

2026.10.05
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比較サイトを開くと、月7,920円のプランと月48,400円のプランが、同じ「オンラインパーソナル」として並んでいます。 6倍の差です。しかもこの2つは、別の会社ではありません。同じ1社の料金表の中にある、いちばん安いプランといちばん高いプランです(CLOUD GYM公式/2026年10月4日時点)。説明にはどちらも「マンツーマン」と書かれている。これでは、何が違うのか分かりません。

結論からお伝えします。オンラインパーソナルの1対1セッションは、実質的に「時間」で値付けされています。 公式料金表を1時間あたりに換算すると、確認できた2社では約7,000〜9,500円という狭い範囲に収まりました。そして月額の差の大半は、次の2つで説明がつきます。

  • 何分のセッションを、月に何回受けるか
  • 食事指導が含まれるか、別料金か

つまり価格差は「サービスの格の違い」ではなく、買っている量と中身の違いです。そこが分かると、料金表は一気に読めるようになります。

この記事で分かることは、次の6つです。

  • 条件を揃えた相場——「月額いくら」ではなく、1時間あたりいくらに換算した目安
  • 食事指導の値段——公式料金表から分離して読み取れる、月あたりの対価
  • 価格差を生む4つの理由——すべて公式料金表から観測できる事実で裏付けます
  • 月3万円の中身を自分で分解する手順——3ステップで検算できます
  • 高い=効果が高い、とは限らないという研究報告
  • 総額シミュレーションと、申し込む前に聞く8つの質問

書いているのは、熊本でパーソナルジムを運営し、オンラインでも全国の方を担当しているRBDジムです。当ジムの料金はオンライン専業の月額制サービスより高い水準にあります。 それを隠して「安いところには理由がある」と書く記事にはしません。安いサービスで足りる方は実際にいます。この記事は順位付けではなく、その金額が何に対する対価なのかを分解することだけを目的にしています。

なお、本記事に掲載した料金はすべて2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた税込金額です。 公式サイトで確認が取れなかったものは、金額を書いていません。


目次

結論|オンラインパーソナルの料金相場【早見表】

先に全体像です。

表① 条件を揃えた料金の目安

見る単位 目安 根拠
1対1セッションの時間単価 約7,000〜9,500円/時間 公式料金2社(CLOUD GYM・Runway)から当サイトで換算
1回あたり(25分) 約3,000〜4,000円 同2社の公式料金
1回あたり(50分) 約5,800〜7,900円 同2社の公式料金
食事指導(単体・月あたり) 約9,900〜16,500円 公式2社(CLOUD GYM・Runway)から当サイトで整理
月額(25分×月4回・食事指導なし) 約12,500〜14,520円 同2社の公式料金
月額(25分×月4回・食事指導込み) 約31,020円 CLOUD GYM公式の月額制+食事指導オプション
入会金 0円〜16,500円 公式4社で確認。比較メディアには55,000円の記載もあり(二次情報)

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた料金(税込)をもとに、当サイトで換算・整理した目安です。「相場」として確定した数値ではなく、時間単価・食事指導とも2社という限られたサンプルからの観測です。料金・内容は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

月額だけを見ても比べられない理由は3つ

  1. 1回の長さが揃っていない——25分のサービスと50分のサービスが、同じ「1回」として表に並んでいます
  2. 回数が揃っていない——月2回と月8回では、同じ月額でも1回あたりが4倍違います
  3. 食事指導が入っているか分からない——月1万円以上の差になる要素が、月額表示の中では見えません

この3つを揃えないまま「月8,000円〜25,000円」と書かれた相場表は、読んでも判断に使えません。だから本記事では、まず1時間あたりに揃えます。

この記事のスタンス

  • 安い・高いの順位付けはしません。 「最安」「コスパ最強」のような表現も使いません
  • 他社のサービスを貶めません。 「安いサービスは担当者の質が低い」といった書き方はしません
  • 原価の推測は一切しません。 「人件費がいくら、家賃がいくら」という話は出てきません

ここで一点、言葉の定義をはっきりさせておきます。本記事で言う「内訳」は、各社の原価構成ではありません。公式料金表そのものから観測できる価格の構造です。 料金表の数字を並べ替えたり割り算したりすると見えてくるもの、という意味です。原価の積み上げは、外部からは確認できないので書きません。

オンラインパーソナルトレーニング料金の分解手順を示した図解

まず押さえる|料金体系は4種類ある

金額を比べる前に、支払いの「形」を揃えておきます。形が違うものを金額だけで比べると、判断を誤りやすくなるからです。

なお、配信型・ライブ型まで含めた「オンラインで運動を習う形態そのものの違い」は、配信型も含めたオンラインで運動を習う形態の違いで整理しています。本記事はオンラインパーソナル(1対1)の内部の価格差に絞ります。

表② 料金体系4種類の比較

体系 支払い方 縛り・注意点 1回あたりの傾向 公式サイトでの例
①月額制 毎月定額・回数固定 最低継続期間が設定される例あり。未消化分を繰り越せないことが多い 回数が多いほど下がる CLOUD GYM 月額制(3ヶ月以上の継続が条件)
②回数券 購入時にまとめて 有効期限の有無が最重要 枚数が多いほど下がる Runway(有効期限なし・最低契約期間なし)、当ジム
③期間パッケージ 期間・回数・食事指導をまとめた価格 期間内に使い切る前提 含むものが多く総額は大きい CLOUD GYM ダイエットプラン(3ヶ月)、Plez(2〜6ヶ月の期間別)
④都度払い 利用ごと 縛りなし 高くなりやすい 単発のフォームチェック等

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた内容をもとに、当サイトで整理したものです。優劣の評価を意図した表ではありません。

選び方の軸は、自分のペースが読めるかどうかです。毎週同じ曜日に受けられる見込みがあるなら、まとめ買いで単価が下がる月額制や回数券が合理的です。予定が不規則なら、有効期限のない回数券のほうが無駄が出にくい。期間パッケージは総額が最初から確定し、入会金や検査費が0円になる設計も見られますが、生活が変わると消化しきれないことがあります。

どの形でも共通する注意点は1つで、使い切れなかった分は、実質の単価を押し上げるということです(具体的な計算は表⑦で示します)。

オンラインパーソナルトレーニングの料金体系4種類の比較図

ここまでが前提です。ここから本題に入ります。


【本記事の核①】月額を「1時間あたり」に換算すると、相場が見える

ここが本記事でいちばん丁寧に書く章です。

なぜ「1回あたり」では比べられないのか

比較サイトでよく見るのは「1回あたり3,000円から」という表記です。しかしこれは1回の長さを無視した数字です。

  • 25分で3,000円
  • 50分で6,000円

この2つは「1回あたり」では2倍違いますが、時間で揃えると同じです。逆に「1回3,300円」と「1回3,000円」はほぼ同じ金額に見えますが、前者が25分・後者が50分なら、実質の価格は2倍違います。

つまり、「1回あたり」は比較の単位として機能していません。 揃えるべきは時間です。

CLOUD GYMの料金表を時間単価に直すと、25分と50分が完全に一致する

ここで、実際の公式料金表を換算してみます。

表③ CLOUD GYM 月額制プランの時間単価換算

月の回数 25分コース(税込) 25分・1回あたり 50分コース(税込) 50分・1回あたり 時間単価(両コース共通)
月2回 7,920円 3,960円 15,840円 7,920円 9,504円
月4回 14,520円 3,630円 29,040円 7,260円 8,712円
月6回 19,800円 3,300円 39,600円 6,600円 7,920円
月8回 24,200円 3,025円 48,400円 6,050円 7,260円

※料金はCLOUD GYM公式「コース・料金」ページ掲載(2026年10月4日時点・税込)。cloud-gym.com/course_plan/ 1回あたりと時間単価は当サイトで計算しました。月額制は入会金15,000円(税抜/税込16,500円・条件により0円)、3ヶ月以上の継続が条件と記載されています。

注目していただきたいのは、右端の列です。

25分コースと50分コースの時間単価が、月2回から月8回まで、4つの頻度すべてで1円単位まで一致しています。 9,504円・8,712円・7,920円・7,260円。片方だけ端数が出る、という箇所がひとつもありません。

検算してみます。25分・月2回は7,920円÷2回=1回3,960円。これを60分に引き伸ばすと3,960円×(60÷25)=9,504円。50分・月2回は15,840円÷2回=1回7,920円。60分に直すと7,920円×(60÷50)=9,504円。同じです。

これが4段すべてで成り立つのは、偶然では起こりにくいことです。この料金表は、おそらく「分」を基準に設計されています。 25分コースと50分コースは別のサービスではなく、同じものを倍の量だけ買っているだけだと読めます。

Runwayでは、さらにはっきり同じ構造が出る

1社だけでは、その会社の設計方針に過ぎません。そこで独立した別の会社の料金表を同じ方法で換算しました。

表④ Runway 回数券の時間単価換算

購入単位 価格(税込) 1回あたり 購入した総時間 時間単価
クイック(25分)2回 6,600円 3,300円 50分 7,920円
クイック(25分)4回 12,500円 3,125円 100分 7,500円
クイック(25分)8回 24,000円 3,000円 200分 7,200円
スタンダード(50分)2回 12,500円 6,250円 100分 7,500円
スタンダード(50分)4回 24,000円 6,000円 200分 7,200円
スタンダード(50分)8回 46,500円 5,813円 400分 6,975円

※料金はRunway公式オンラインサービスページ掲載(2026年10月4日時点・税込)。fsrunway.com/online/ 有効期限なし・入会金0円・最低契約期間なしと記載されています。1回あたりと時間単価は当サイトで計算しました。なお同社のコラム記事には公式サービスページと異なる数値が掲載されていたため、本記事では公式サービスページの数値のみを採用しています。

この表には、さらに分かりやすい一致があります。「購入した総時間」の列を見てください。

  • 100分 を買うと、12,500円——25分×4回でも、50分×2回でも、同じ12,500円
  • 200分 を買うと、24,000円——25分×8回でも、50分×4回でも、同じ24,000円

回数が倍違っても、総分数が同じなら価格が1円単位で同じです。つまりこのサービスは、「何回来るか」ではなく「合計何分を買うか」で値段が決まっていると読めます。

同じ回数どうしで25分と50分を比べた差も、約3〜5%にとどまります(2回で5.3%、4回で4.0%、8回で3.1%)。

だから「1時間あたり約7,000〜9,500円」と言える

2社の公式料金から出た時間単価を並べると、こうなります。

  • CLOUD GYM:7,260円〜9,504円
  • Runway:6,975円〜7,920円

合わせると約6,975〜9,504円。丸めて1時間あたり約7,000〜9,500円です。月額では6倍の差があったプラン群が、時間で揃えると約1.4倍の幅に収まりました。

ここで正直に限定を付けます。これは公式料金を確認できた2社からの観測です。 業界全体の平均値ではありません。n=2であり、サービスを増やせばこの幅は広がる可能性があります。それでも、「月額8,000円〜25,000円」という幅の広い表記より、判断には使えると考えています。

オンラインパーソナルトレーニングの時間単価を4つのコースで比較した横棒グラフ

回数をまとめるほど時間単価は下がる

もうひとつ、両社に共通する構造があります。まとめ買いの逓減です。

CLOUD GYMは月2回の9,504円から月8回の7,260円まで、時間単価が23.6%下がります。 Runwayも50分2回の7,500円から50分8回の6,975円まで7.0%下がります。

これは「回数を増やせば得になる」という話ですが、注意点があります。

薬剤師トレーナーの視点では——注意したいのは、まとめ買いの割引は、通い切れた場合にのみ成立するという点です。表示された単価は「全部消化できたら」という条件付きの数字で、消化できなかった分は単価を押し上げます(具体的な計算は次章の表⑦で示します)。私たちが回数券制を採っている理由のひとつもここにあります。生活は変わりますし、仕事の繁忙期も子どもの体調もコントロールできません。「いちばん安い単価」ではなく「自分が実際に消化できる量」で選ぶほうが、結果的に支払いは少なくなります。 料金表を読むときは、成分表示を読むのと同じで、分母に何が置かれているかを先に見る癖をつけると、判断を間違えにくくなります。


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【本記事の核②】価格差が生まれる4つの理由

ここからが本題の2つ目です。価格差は、大きく4つに整理できます。

表⑤ 価格差の4要因と、金額のインパクト

要因 何が違うのか 公式料金で観測できる差
①人があなたを見ている時間 セッションの長さ × 回数 25分→50分でちょうど2倍/月2回→月8回で時間単価が23.6%低下
②食事指導の有無と担当者 含むか、別料金か、誰が見るか 月9,900〜16,500円
③個別設計か既製配信か(+オプション) 自分用に組むか、用意されたものを使うか 同じ料金表でも、ライブなし(動画でのフォーム指導)月21,890円→ライブ1対1付き月32,890円〜の例/検査などのオプション22,000円の例
④契約の形 入会金・最低契約期間・支払い方式 入会金0〜16,500円(公式確認分)/分割手数料は別途の例あり

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた料金(税込)をもとに、当サイトで整理したものです。各社の原価構成ではなく、公開されている料金表から観測できる差です。

以下、1つずつ見ていきます。各要因は「何が違うのか/いくら違うのか/なぜそこに費用が乗るのか」の3点で書きます。各要因について申し込み前に何を聞けばよいかは、後半の「申し込む前に確認したい8つの質問」にまとめました。

理由①|人があなたを見ている時間(セッションの長さ × 回数)

最も大きな価格決定要因がこれです。

何が違うのか

画面の向こうで、トレーナーがあなただけを見ている時間の総量です。25分なのか50分なのか、月2回なのか月8回なのか。この2つの掛け算が、料金の骨格をつくっています。

いくら違うのか

前章の表③・表④がそのまま答えになります。

  • 長さ——CLOUD GYMでは25分コースと50分コースの価格がちょうど2倍。時間単価は4つの頻度すべてで一致します
  • 回数——同じ25分コースでも、月2回7,920円と月8回24,200円で3.06倍
  • 総時間での一致——Runwayでは25分×4回と50分×2回がどちらも12,500円

さらに、もう1社の料金表から「ライブセッションを足すといくらか」が読み取れます。Plezの3つのプランです(公式サイト上ではプランに名称が付いていないため、内容で呼びます)。

表⑥ Plez 3プランの差額が示すもの(2ヶ月プランの場合)

プラン(内容) 含まれるもの 月額(税込) 前プランとの差額(月)
ライブなしプラン 動画を撮ってのフォーム指導+LINE食事指導(1日1回まとめて)+経過チェック月2回+相談・質問し放題。ライブセッションなし 21,890円 —
25分×月4回プラン 上記+ビデオ電話25分×月4回 32,890円 +11,000円
25分×月8回プラン 上記+ビデオ電話25分×月8回 43,890円 +11,000円

※料金はPlez公式サイト掲載(2026年10月4日時点)。plez.jp/lp/ 公式の表記は「19,900円×2(税込21,890円)」の形式で、税込金額は1ヶ月あたりの額です(19,900円×1.1=21,890円)。2ヶ月プランの総額はこの2倍になります。入会金9,800円(税込10,780円)が別途記載されています。差額は当サイトで計算しました。

差額が2段とも、ぴったり月11,000円です。 そして追加されているのは25分×月4回(=月100分)だけ。つまりこのサービスでは、ライブ指導を100分足すことの値段が月11,000円。1時間あたりに直すと6,600円になります。

3社目の料金表でも、ライブ指導は時間に比例して値付けされていることが分かります。ただし、この6,600円を前章の7,000〜9,500円とそのまま並べて比べることはできません。意味が違うからです。

  • 前章の7,000〜9,500円は、セッション代そのものの単価
  • この6,600円は、食事指導や動画でのフォーム指導が既に含まれたプランに、ライブ枠だけを追加したときの差額

基本料金を既に払っている人が枠を足すときの価格と、ゼロから1時間を買うときの価格が違うのは、料金設計としては自然なことです。ここから読み取れるのは「安い/高い」ではなく、同じ会社の中でも、どの部分にいくら値段が付いているかが分離できるという事実です。

なぜそこに費用が乗るのか

1対1の時間は、他の人と分け合えません。 録画動画は1本撮れば何万人が見られますが、あなたのための50分は、同じ時間に他の誰にも使えない。そこに価格が発生する構造です。

指導者が直接見ていることの意味については、研究報告もあります。トレーニング経験が中程度の男性を対象に12週間のレジスタンストレーニングを行った研究では、トレーナーが直接監督した群のほうが平均トレーニング負荷が有意に高く、スクワットとベンチプレスの負荷の増加率も有意に大きく、12週時点の最大筋力も有意に高かったと報告されています(Mazzetti SA, et al. Med Sci Sports Exerc. 2000;32(6):1175-1184)。

ただし留保が必要です。 監督の有無を比較したシステマティックレビュー・メタ解析では、監督ありを支持する効果量は、身体パフォーマンス・機能の全体で small(0.28)、筋力で moderate(0.40)、体組成では trivial(ごくわずか/0.07)と報告されています(Fisher JP, et al. Int J Strength Cond. 2022)。つまり差の大きさは項目によって異なり、とくに体組成への差はごくわずかと報告されているということです。「長い時間を買えば、その分だけ結果が出る」とは言えません。 言えるのは「見てくれる人がいると、負荷の上げ方が適切に進みやすいと報告されている。ただし差の大きさは条件による」までです。

「消化できた回数」で割り直すと、時間単価は変わる

ここで、要因①に関してもうひとつ重要な計算をしておきます。まとめ買いの割引は、通い切れた場合にしか成立しません。

CLOUD GYMの25分コースを例に、実際に消化できた回数で割り直してみます。

表⑦ 消化できた回数による実質時間単価の変化

契約したプラン 支払額(月) 実際に消化した回数 実際の総時間 実質の時間単価
25分×月8回 24,200円 8回(全部) 200分 7,260円
25分×月8回 24,200円 6回 150分 9,680円
25分×月8回 24,200円 4回 100分 14,520円
25分×月4回 14,520円 4回(全部) 100分 8,712円

※料金はCLOUD GYM公式「コース・料金」ページ掲載(2026年10月4日時点・税込)。実質の時間単価は当サイトで計算しました。繰り越しや振替の可否は各社の規約によります。

表の2行目と4行目を見比べてください。月8回プランを契約して月4回しか受けられなかった場合、支払った24,200円で得られる指導時間は100分。これは月4回プラン(14,520円・100分)とまったく同じ時間です。 実質の時間単価は14,520円で、月4回プランの8,712円の約1.67倍になります。

つまり「単価がいちばん下がるプラン」を選ぶことが、支払いを最小にすることとは一致しません。 回数が多いプランほど割引率は大きいが、消化できなかったときの損失も大きい。ここは契約前に、自分の生活で現実的に入れられる回数を数えてから決める価値があります。

オンラインで1対1の指導を受けている様子

理由②|食事指導が含まれるか/誰が担当するか

同じ「オンラインパーソナル」という言葉の中で、最も中身が分かれるのがここです。 そして金額のインパクトも大きい。

何が違うのか

食事指導が月額に含まれているのか、別料金のオプションなのか、そもそも提供がないのか。そして、担当するのがトレーナーなのか管理栄養士なのか。頻度が毎食なのか、1日1回まとめてなのか。

いくら違うのか

ここが本記事のもうひとつの核です。 公式料金表から、食事指導だけの価格を分離して読み取ることができます。

表⑧ 公式料金から読み取れる「食事指導の対価」

出所 食事指導の価格(税込・月あたり) 提供の形
CLOUD GYM(公式) 16,500円(30日/90食分) 月額制プランでは別料金のオプション。ダイエットプランには含む構成
Runway(公式) 9,900円 オンライン食事指導プランとして単体で提供
参考:Plez ライブなしプラン(公式) 21,890円(2ヶ月プラン)〜16,170円(6ヶ月プラン) 食事指導に加えて動画でのフォーム指導・経過チェックを含むプラン全体の金額
RBDジム(当サイト) コース料金に含む(別料金なし) 管理栄養士が在籍

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた料金(税込)です。Plezのライブなしプランは食事指導のみのプランではなく、動画でのフォーム指導も含まれるため、食事指導の単価としては扱わず、下の目安の範囲にも含めていません。2社という限られたサンプルからの観測であり、業界の平均値ではありません。

ここから言えるのは、食事指導には月およそ1万円〜1万6千円程度の対価が付けられているということです(食事指導を単体の価格として確認できた2社の範囲で)。

食事指導も「単位」で値付けされている形跡がある

セッションが「分」で値付けされていたのと同じように、食事指導にも値付けの単位が見える例があります。

CLOUD GYMの食事指導オプションは、公式に「30日/90食分」16,500円と記載されています。30日で90食は、1日3食分です。1食あたりに割り戻すと——

16,500円 ÷ 90食 = 約183円/食

同じ「1日3食・30日」という前提をRunwayにあてはめて計算すると、約110円/食(9,900円÷90食)になります。Runwayの公式ページには「毎食のフィードバック」と記載されているので、1食ごとに人が見る設計という点では同じ土俵で比べられます。

※Runwayの公式サイトには「90食分」という単位の記載はありません。上記はCLOUD GYMの記載単位を当サイトであてはめた参考計算であり、同社が示している単価ではありません。

参考計算を含めると、1食あたり約110〜183円という範囲になります。セッションが「1時間あたり約7,000〜9,500円」の帯に収まったのと同じ構図です。オンラインパーソナルの料金は、セッションも食事指導も「何を、どれだけ」という量で値付けされていると読めます。

この数字が手に入ると、読者側の計算が一気に楽になります。月3万円のサービスを見たとき、「ざっくり1万円強が食事指導分、残り2万円弱がセッション分」と見当がつく。 具体的な検算方法は次章で扱います。

そして、この16,500円という数字が「本物」であることを裏付ける観測がもうひとつあります。CLOUD GYMのダイエットプラン(3ヶ月パッケージ)の価格を、月額制と食事指導オプションから組み立ててみます。

計算 結果 公式のダイエットプラン価格
25分月4回 14,520円×3ヶ月=43,560円 + 食事指導16,500円×3ヶ月=49,500円 93,060円 93,060円
50分月4回 29,040円×3ヶ月=87,120円 + 49,500円 136,620円 136,620円
50分月8回 48,400円×3ヶ月=145,200円 + 49,500円 194,700円 194,700円

※左列の計算は当サイトによるものです。右列はCLOUD GYM公式「コース・料金」ページ掲載のダイエットプラン価格(2026年10月4日時点・税込)。

3パターンすべてが1円単位で一致しました。 期間パッケージの総額は、月額制の3ヶ月分に食事指導3ヶ月分を足した額そのものです。つまり食事指導の16,500円は、料金表の中で独立した部品として扱われていると読めます(ダイエットプランでは入会金と遺伝子検査が0円になる点が、月額制との差になっています)。

なぜそこに費用が乗るのか

食事の記録そのものは、無料のアプリでもできます。では何に1万円以上が付いているのか。記録を人が読んで、返事を書く時間です。

研究面から1本補強します。食事や体重の自己記録(セルフモニタリング)は減量と一貫して関連していたと報告されており、同時に記録は労力がかかり内的な動機づけを要するため、遵守率は時間の経過とともに低下するとも指摘されています(Burke LE, Wang J, Sevick MA. J Am Diet Assoc. 2011;111(1):92-102)。ただし同レビューは、研究の方法論上の限界からエビデンスの質は限定的とも評価しています。

つまり記録は減量と関連しているが、放っておくと続きにくい。 だから「毎日の記録に人が反応を返す」という設計が置かれ、そこに工数が発生します。毎日1人分の食事写真を見て返信するのは、月に換算すると相当な時間になります。

担当者による違いについても、報告があります。管理栄養士が関わる体重管理の介入を集めたシステマティックレビュー・メタ解析(14件のRCT、フォローアップ2〜12ヶ月・中央値6ヶ月)では、対照群と比べて追加で1.03kgの減量(5研究・n=1,598、95%CI -1.40〜-0.66、p<0.0001)、BMIで追加0.43kg/m²の低下(4研究・n=1,224)が報告されています(Williams LT, et al. Healthcare (Basel). 2019;7(1):20)。

ただし、著者自身が挙げている限界を必ず併記します。

  • 含まれた研究のうち、バイアスリスクが「低」と判定されたものはなく、不明確〜高リスクでした
  • 複数の研究でITT解析(脱落者を含めた解析)が行われていません
  • 観察された減量は統計的には有意だが、臨床的意義は限定的と著者が明記しています
  • 費用データが不足していたため、費用対効果の分析は実施できなかったとされています

ですから「管理栄養士がつけば痩せる」とは書けません。「管理栄養士が関わる減量支援は、対照群と比べて減量幅が大きかったという報告がある。ただし差は約1kgで、著者自身が臨床的意義は限定的と述べている」——ここまでが正確な読み方です。

同じ「食事指導あり」の中にも差がある

ここで注意したいのは、「食事指導あり」と書かれていても、中身が同じとは限らないという点です。公式サイトの記載から読み取れる範囲で並べます。

表⑨ 食事指導の提供の形(公式サイトの記載から)

サービス 料金上の扱い 公式に記載されている頻度・単位 担当者
CLOUD GYM 月額制プランでは別料金16,500円/30日。ダイエットプランには含む構成 30日/90食分 公式料金ページ上では確認できず
Runway 単体プラン月9,900円 LINE・メールで毎食のフィードバック。食事・栄養カウンセリング、目標設定を含む記載 公式サービスページ上では確認できず
Plez 全プランに含む 食事指導は1日1回まとめて+経過チェック月2回+相談・質問し放題 公式サイト上では確認できず
RBDジム(当サイト) 全コースに含む(別料金なし) 個別に設計 管理栄養士が在籍

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた内容です。担当者の資格については、各社の公式サイト上で記載を見つけられなかったため「確認できず」としています。記載がないことは、資格者が関わっていないことを意味しません。優劣の評価を意図した表ではありません。

「毎食のフィードバック」と「1日1回まとめて」が、どちらも『食事指導』という同じ言葉で書かれています。 そして担当者の資格は、多くの場合、料金ページからは分かりません。ここは申し込み前に直接聞いて確かめる項目です(後半の質問2・3)。

送られてきた食事記録を確認してフィードバックを書くトレーナー
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理由③|プログラムが個別設計か、既製のものを配信するか(+付帯オプション)

何が違うのか

あなたのために組まれたメニューなのか、用意されたプログラムの中から選ぶ形なのか。この間には、実は段差ではなく階段があります。

  1. 誰も見ていない——既製の動画を自分で選んで再生する
  2. 録画を後から見てもらう——自分で撮った動画にフォームの指摘が返ってくる
  3. ライブで1対多——リアルタイムだが、担当者の視界に複数人がいる
  4. ライブで1対1——あなただけを見て、その場で修正が入る

1と3は形態そのものが違うサービスなので、料金を含めた比較は配信型も含めたオンラインで運動を習う形態の違いに譲ります。本記事で見ておきたいのは、オンラインパーソナルの料金表の中に、2の段と4の段が並んでいるという点です。

いくら違うのか

その分かりやすい例が、先ほどのPlezです。

表⑩ 同じ料金表の中にある「2の段」と「4の段」(Plez・2ヶ月プラン)

段 人がどう関わるか 月額(税込) 含まれるもの
2. 録画を後から見てもらう 送った動画を見て、指摘が返ってくる 21,890円 動画を撮ってのフォーム指導+食事指導(1日1回まとめて)ほか
4. ライブで1対1 あなただけを見て、その場で修正が入る 32,890円〜43,890円 上記+ビデオ電話25分×月4回〜月8回

※Plez公式サイト掲載(2026年10月4日時点・税込・1ヶ月あたり)。いずれも食事指導を含むプラン全体の金額で、動画でのフォーム指導だけの価格ではありません。

「食事指導だけのプラン」ではなく「人が動画を見る工程までは入っているプラン」が、ライブ付きのプランと同じ料金表に並んでいます。2の段から4の段に上がるときに増えているのは、人がリアルタイムであなたを見る時間です。

ここで考えていただきたいのは、自分が必要なのは何段目かです。種目のフォームが不安なだけなら、2段目で足りることがあります。「その場で直してほしい」「痛みが出ないか見ていてほしい」という必要があるなら4段目になります。必要な段より上を買っても、差額分の価値を使い切れないことがあります。

同じ「1対1」の中でも、プログラムの作り方で工数は変わります。 ただし、ここは料金表からは読み取りにくい部分です。「オーダーメイド」と書かれていても、どこまで個別かは外から見えません。メニューを誰がどのタイミングで見直すのかは、申し込み前に聞いて確かめる項目です(後半の質問8)。

加えて、付帯オプションが総額を押し上げる点も見落としやすいところです。公式で確認できた例を挙げます。

  • 遺伝子検査 22,000円(CLOUD GYM/ダイエットプランでは0円と記載)
  • 食事指導 16,500円/30日(CLOUD GYM 月額制プランのオプション)

どちらも、月額の表示価格には含まれていません。「月額○円」という数字を見たときは、その横にオプション欄があるかを必ず確認してください。

なぜそこに費用が乗るのか

既製のプログラムは、1回つくれば何人にでも配れます。個別設計は、1人分つくるのに1人分の時間がかかる。しかも、進捗に応じて組み直しが発生します。構造としては理由①と同じで、人の時間が何人で割られているかの問題です。

なお「一律のメニューでは最適化しきれない」という前提は、公的な資料からも裏付けられます。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、エネルギー必要量について、無視できない個人間差の要因が多数存在するため、性・年齢階級・身体活動レベル別に単一の値として示すのは困難であり、推定エネルギー必要量は参考表として示されていると説明されています(同資料「策定のポイント」p.10)。必要なエネルギー量ひとつ取っても、全員に当てはまる正解がないわけです。

理由④|契約の形(入会金・最低契約期間・支払い方式)

最後は、サービスの中身ではなく契約の条件がつくる差です。

何が違うのか

入会金があるか、最低契約期間があるか、回数券に有効期限があるか、分割手数料が別途かかるか。どれも「月額」の表示には出てきません。

いくら違うのか

表⑪ 入会金と契約条件(公式サイトで確認できた範囲)

サービス 入会金(税込) 最低契約期間・有効期限
CLOUD GYM 15,000円(税抜/税込16,500円)。条件により0円。ダイエットプランは0円と記載 月額制は3ヶ月以上の継続が条件
Runway 0円 最低契約期間なし・回数券の有効期限なし
Plez 9,800円(税込10,780円) 2ヶ月〜6ヶ月の期間別プラン。期間が長いほど月額が下がる
RBDジム(当サイト) 0円(年会費もなし) 回数券制(12回/18回/24回)

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた内容(税込)です。比較メディアには入会金55,000円という記載も見られますが、これは当サイトで公式確認が取れていない二次情報です。料金・内容は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

分割払いの手数料も、総額に影響します。当ジムの場合、分割払いは最大36回まで対応していますが、手数料はローン会社所定の額が別途かかります。 これは当ジムに限った話ではなく、分割を使う場合は一般に確認が必要な項目です。他社の分割手数料の条件については、今回公式サイト上で確認できませんでした。

最低契約期間がある場合、実際には最低いくら払うことになるか

月額の表示だけを見ていると、「とりあえず1ヶ月ぶんの金額」で検討してしまいます。 しかし最低継続期間が設定されている場合、実際にコミットする金額はその数倍になります。

CLOUD GYMの月額制プラン(3ヶ月以上の継続が条件と記載)で計算してみます。

表⑫ 最低継続期間を満たすまでの最小支払額

プラン 月額(税込) 3ヶ月分 入会金を含めた最小の支払額
25分×月2回 7,920円 23,760円 23,760円〜40,260円
25分×月4回 14,520円 43,560円 43,560円〜60,060円
50分×月4回 29,040円 87,120円 87,120円〜103,620円
50分×月8回 48,400円 145,200円 145,200円〜161,700円

※料金はCLOUD GYM公式「コース・料金」ページ掲載(2026年10月4日時点・税込)。入会金は15,000円(税抜/税込16,500円)で、公式サイトには条件により0円との記載があります。そのため最小支払額は入会金0円の場合と16,500円の場合の幅で示しました。3ヶ月分と合計額は当サイトで計算しました。

「月7,920円から」というサービスでも、最低継続期間を満たすまでに約2.4万〜4万円のコミットになります。 これは高い・安いの話ではなく、検討の単位を月額ではなく「最小の総額」に置き替えたほうが判断を間違えにくいという話です。

契約期間の長さが月額そのものを変える例もあります。Plezは同じ内容のプランを2ヶ月〜6ヶ月の期間別に掲載しており、6ヶ月プランの月額は2ヶ月プランより約26〜28%低く設定されています(ライブなしプラン月21,890円→16,170円、25分×月4回プラン月32,890円→23,628円、25分×月8回プラン月43,890円→32,637円。いずれも税込・2026年10月4日時点)。

逆に、最低契約期間がなく有効期限もない回数券なら、2回券(Runwayのクイック25分で6,600円)から試せます。縛りの有無は、月額の高低より総額への影響が大きい項目です。

なぜ契約の形が価格差になるのか

事業側から見ると、支払いが確定している期間の長さが料金設計に影響します。3ヶ月の継続が前提なら月額を低く置ける。縛りがなく1回で終わってもよい設計なら、1回あたりは高くなりやすい。読者から見れば、「安い月額」と「縛りの長さ」はしばしばセットになっている、ということです。

どちらが良いという話ではありません。確実に3ヶ月やるつもりなら前者が合理的で、まず1ヶ月試したいなら後者が合理的です。

知っておきたい法律上の前提

ここで、ほとんどの比較記事が触れていない事実をひとつお伝えします。

消費者庁の特定商取引法ガイドによると、「特定継続的役務提供」の対象となるのは7つの役務に限定されています。 ①エステティック ②美容医療 ③語学教室 ④家庭教師 ⑤学習塾 ⑥パソコン教室 ⑦結婚相手紹介サービス(それぞれ期間・金額の要件あり)です。

この7役務の中に、スポーツジム・フィットネス・パーソナルトレーニングは含まれていません。

対象となる役務であれば、概要書面・契約書面の交付義務、クーリング・オフ、そして中途解約権(特定商取引法第49条。クーリング・オフ期間の経過後も将来に向かって契約を解除でき、事業者が請求できる損害賠償額には上限がある)が及びます。しかしパーソナルトレーニングは対象外なので、これらが自動的には適用されません。 つまり途中でやめるときの扱いは、基本的に各社の規約が決めているということになります。

ただし例外はあります。訪問販売やキャッチセールスに該当する経緯で契約した場合、あるいは痩身目的の施術を含みエステティックに該当すると判断される場合は、適用される可能性があります。消費者契約法による救済もありえます。

これは「だからパーソナルジムは危ない」という話ではありません。「法律が自動で守ってくれる前提ではないので、規約を読む意味がある」という話です。契約期間や中途解約の条件については、契約前に確認したい項目にチェックリストをまとめています。困ったときは消費者ホットライン188(局番なし)で、お住まいの地域の消費生活センター等につながります。

4要因のまとめ

表⑬ 価格差4要因・確認質問つき一覧(スクリーンショット用)

要因 金額のインパクト 申し込む前に聞く一言
①人が見ている時間 時間単価 約7,000〜9,500円/時間。長さ×回数で決まる 「1回は何分で、月に何回ですか?」
②食事指導 月 約9,900〜16,500円 「料金に含まれますか、別料金ですか?」
③個別設計+オプション ライブなし月21,890円→ライブ付き月32,890円〜(同一料金表の例)。検査等のオプション例 22,000円 「オプションで別料金になるものを全部教えてください」
④契約の形 入会金 0〜16,500円(公式確認分)+分割手数料は別途の例あり 「最低契約期間と中途解約の扱いを教えてください」

※金額はすべて2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた料金(税込)をもとに、当サイトで換算・整理したものです。各社の原価構成ではありません。

オンラインパーソナルトレーニングの価格差4要因と確認質問のマトリクス

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「月3万円」の中身を分解してみる

ここまでの数字を使うと、気になったサービスの月額を自分で分解できます。 やってみましょう。

食事指導込み・月3万円のサービスを分解すると

前提に置く数字は2つだけです。

  • 食事指導:月 約9,900〜16,500円(表⑧)
  • セッションの時間単価:約7,000〜9,500円/時間(表③・表④)

月30,000円から食事指導分を引きます。

  • 食事指導を1万円と見た場合 → 残り 20,000円
  • 食事指導を1万6千円と見た場合 → 残り 13,500円

この残りを時間単価で割ると、セッションの総時間が出ます。

残りの金額 時間単価7,000円なら 時間単価9,500円なら
20,000円 約2.9時間/月 約2.1時間/月
13,500円 約1.9時間/月 約1.4時間/月

つまり、食事指導込み・月3万円というサービスで受けられるセッションは、月あたり1.4〜2.9時間程度という見当になります。分に直すと約85〜175分。

これを実在の料金表で検算してみます。

CLOUD GYMの25分月4回(14,520円)に、食事指導オプション(16,500円)を足すと——

14,520円 + 16,500円 = 31,020円

セッションの総時間は25分×4回=100分。先ほどの「約85〜175分」の範囲にきれいに収まりました。月3万円前後という価格帯は、「25分のセッションを週1回+食事指導」という構成に対応していると読めます。

計算が合わないときに疑うこと

分解してみて数字が合わない場合、次のどれかが起きている可能性があります。

  • 別料金のオプションが前提になっている——月額の表示に食事指導や検査が含まれていない
  • 回数が想定より少ない——「月額制」でも月2回のプランなら、セッション分は1万円前後
  • ライブではなく録画中心——動画チェックやチャット中心の設計は、1対1のライブとは値段の付き方が違います
  • 最低契約期間の割引が効いている——長期契約を前提にした月額が表示されている
  • 入会金が別にある——月額には入らないが、総額には入ります

逆に、計算より明らかに高い場合は、料金表に出ていない何かが含まれていると考えられます。独自のアプリ、体組成の測定機器の貸し出し、検査、グループセッションの併用など。それが自分に必要かどうかは、聞いてみないと分かりません。

自分で検算する3ステップ

スクリーンショットして使ってください。

  1. 入会金を含めた総額を出す——「月額×契約月数 + 入会金 + 事務手数料 + 分割手数料」
  2. 食事指導分を引く——含まれているなら月1万〜1万6千円を目安に差し引く(別料金ならオプション額をそのまま使う)
  3. 残りを総セッション時間で割る——「残額 ÷ (1回の分数 × 総回数 ÷ 60)」で時間単価が出る

3で出た数字が約7,000〜9,500円の範囲なら、確認できた2社と同じ水準です。大きく外れている場合は、含まれているものが違うと考えて、何が入っているかを聞いてみる価値があります。

この分解は「公式料金表から読み取れる構造」であって、各社の原価ではありません。

オンラインパーソナルトレーニング月額3万円の内訳を示した積み上げグラフ

【重要】高い=効果が高い、とは限らない

この章は、料金の高いサービスを提供している側として書きにくい章です。それでも入れます。ここを飛ばすと、この記事は自分に都合のいい記事になってしまうからです。

先にお断りします。以下は研究で報告されている傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。 体の変化には個人差があります。

人のサポートを足せば、その分だけ結果が変わるのか

セルフモニタリングのアプリ単独と、アプリ+ヘルスコーチングを比較したシステマティックレビュー・メタ解析が、Journal of Medical Internet Research(2023年)に掲載されています。結果はこうです。

  • ウエスト周囲径——コーチングを追加した群が2.35cm多く減少(95%CI -4.18〜-0.51、p=0.02、5研究、I²=62.0%)。有意差あり
  • 体重——1.80kg多く減少したが、有意差なし(95%CI -4.54〜0.93、p=0.15、I²=61.3%)

著者は、「アプリ単独と比べて、ヘルスコーチングを併用することによる追加的な利益について、統計的な裏付けは見いだせなかった」と述べています(Chew HSJ, et al. J Med Internet Res. 2023;25:e42432)。

限界も明記されています。14論文中8論文(57.1%)が不明確なバイアスリスク、残りが高いバイアスリスクと判定されており、コーチングプログラムの内容と期間が研究間で実質的に異なっていました。

この報告を正確に読むと、こうなります。 「人がサポートに入ることで差が出た項目はあったが、体重では統計的な有意差が出なかった」。「お金を払って人のサポートを足せば、その分だけ体重が落ちる」という関係は、この研究では確認されていません。

管理栄養士が関わる介入の報告

理由②で紹介した管理栄養士の介入の報告(Williams 2019)も、追加の減量は約1kgで、著者自身が臨床的意義は限定的とし、費用データ不足のため費用対効果の分析はできなかったとしています。「月1万円以上を払う価値があるか」という問いには、この研究は答えていません。

見てもらう時間が長いほど伸びるのか

理由①で見たとおり、監督ありを支持する効果量は筋力では moderate でも、体組成では trivial(0.07)と報告されています(Fisher 2022)。時間を2倍買えば結果が2倍になる、という関係ではありません。

必要な運動量の目安は、料金では変わらない

ここが、この章でいちばんお伝えしたいことです。

厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に対して週2〜3日の筋力トレーニングが推奨されています。

そして同ガイドにもとづく厚生労働省の情報シートでは、筋力トレーニングには、自分の体重を負荷として利用する自重トレーニング(例:腕立て伏せやスクワット)も含まれるとされています(厚生労働省「筋力トレーニングについて」)。

この「週2〜3日」という目安は、月8,000円のサービスでも月5万円のサービスでも変わりません。 そして自体重の運動も含まれるので、有料のセッションで週2〜3日のすべてを埋める必要はありません。

ここから、予算設計の考え方が導けます。

  • 週2〜3日の運動量そのものは、自主トレで確保できる
  • 有料セッションは「何回を人に見てもらうか」を決めるもの
  • だから「回数を増やす」のではなく「どこで人の目が必要か」を決めるほうが、予算は合理的に組める

薬剤師トレーナーの視点では——研究が示しているのは、「人が関わることで差が出た項目もある」というところまでです。「高い料金を払えば、その分だけ痩せる」ではありません。 私はこれを、薬の飲み方の話と似たものとして捉えています。用量を増やせば効果が比例して増えるわけではなく、ある点から先は上がらないか、別の不都合が出てくる。トレーニングの指導も同じで、人の時間を増やすほど効果が積み上がるわけではないのです。だから料金で選ぶのではなく、自分が何でつまずいているかに合わせて買うものを選ぶのが合理的です。フォームが分からなくて不安なら、ライブの回数に意味があります。やり方は分かっているのに食事が続かないなら、食事指導が中心のプランのほうが合っています。自分のつまずきと、買うものがずれていると、金額に関係なく成果は出にくくなります。

料金とは別に効果が出る条件そのものを整理した記事もあります。あわせて効果が出る条件そのものをご覧ください。


店舗型と比べて、本当に安いのか

よく聞かれる質問なので、短く整理します。なお、店舗型の金額は当サイトで公式確認を取っていない二次情報です。

比較メディアでは、店舗型パーソナルジムは1回あたり約7,000〜12,000円が一般的な目安として紹介されています。店舗型の1回は60分前後が多いため、時間単価でもおおむね同じ水準です。これに対し、本記事で公式料金から換算したオンラインの時間単価は約7,000〜9,500円。「オンラインは対面の半額」という単純な話にはなりません。

差が出やすいのは1回の長さです。オンラインには25分という設定があり、1回あたりの金額が下がります。つまり「単価が安い」というより「小さい単位で買える」というのが実態に近いと考えています。

一方で、環境の違いはあります。店舗型はマシンやフリーウエイトで高重量を扱え、近くで角度を変えてフォームを見られます。オンラインは自宅にある道具の範囲になる代わりに、移動の時間と交通費がかかりません。自分にとって移動時間がコストなのか、気持ちの切り替えなのかで、どちらが合うかは変わります。


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予算別・総額シミュレーション3パターン

「結局いくら払うのか」に答える章です。使っているのは表③〜表⑫の公式掲載料金のみです。

なお、多くのサービスが2〜3ヶ月を区切りとして設計しているため、予算は月額ではなく「3ヶ月の総額」で組むことをおすすめします。

パターンA|月1万円台で収めたい場合

セッションの回数を絞るか、食事指導を中心にするか、どちらかの選択になります。

組み方 月あたり 3ヶ月の総額 備考
食事指導のみ(Runway 単体プラン) 9,900円 29,700円 入会金0円。セッションは含まない
25分×月2回(CLOUD GYM 月額制) 7,920円 23,760円+入会金 入会金16,500円(条件により0円)。3ヶ月以上の継続が条件
25分×月4回(Runway クイック4回券) 12,500円 37,500円 入会金0円・有効期限なし

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた料金(税込)です。3ヶ月の総額は当サイトで計算しました。

この価格帯で成立するのは、「人の目を月2〜4回に絞る」か「食事指導に寄せる」のどちらかです。前章で触れたとおり、週2〜3日の運動量自体は自主トレで確保できるので、この価格帯が「足りない」とは限りません。 フォームの不安が小さく、食事でつまずいている方には、むしろ合っている構成です。

パターンB|月3万円前後の場合

週1回のセッション+食事指導が現実的に組める価格帯です。

組み方 月あたり 備考
25分×月4回+食事指導(CLOUD GYM) 14,520円+16,500円=31,020円 食事指導はオプション。入会金16,500円(条件により0円)
50分×月4回(CLOUD GYM・食事指導なし) 29,040円 食事指導を足すと45,540円
25分×月4回+動画でのフォーム指導+食事指導(Plez・2ヶ月プラン) 32,890円 +入会金10,780円。6ヶ月プランなら月23,628円
50分×月4回+食事指導(Runway 回数券+単体プラン) 24,000円+9,900円=33,900円 入会金0円・有効期限なし
12回を3ヶ月で消化(RBDジム・食事指導込み) 約29,333円 入会金0円。分割手数料は別途

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた料金(税込)です。組み合わせと月あたりの金額は当サイトで計算した例であり、各社が「このセット」として販売しているものではない場合があります。

パターンC|3ヶ月で区切って取り組みたい場合

ここで、条件を揃えた総額を並べます。 揃える条件は「3ヶ月・セッション12回・食事指導込み・入会金込みの総額」です。

表⑭ 同じ条件に揃えた総額(3ヶ月・12回・食事指導込み・入会金込み)

  総額(税込) 1回あたり 1回の長さ 内容
Runway(25分・組み合わせ計算) 66,200円 約5,517円 25分 8回券24,000円+4回券12,500円+食事指導9,900円×3ヶ月。入会金0円
RBDジム(当サイト) 88,000円 約7,330円 固定していません(回数も長さも個別に設計) 12回+食事・栄養指導(全コースに含む)。入会金0円・年会費なし
CLOUD GYM ダイエットプラン(25分) 93,060円 約7,755円 25分 25分×月4回×3ヶ月+90日食事指導。入会金0円・遺伝子検査0円と記載
Runway(50分・組み合わせ計算) 100,200円 約8,350円 50分 8回券46,500円+4回券24,000円+食事指導9,900円×3ヶ月。入会金0円
CLOUD GYM ダイエットプラン(50分) 136,620円 約11,385円 50分 50分×月4回×3ヶ月+90日食事指導。入会金0円・遺伝子検査0円と記載

※2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた料金(税込)です。Runwayの行は、公式の回数券と食事指導プランを当サイトで組み合わせて計算した例で、同社が「このセット」として販売しているものではありません。RBDジムの1回あたりは公式LPの表記(約7,330円)です。1回の長さが揃っていないため、総額の大小だけで割安・割高は判断できません。 順位付けや優劣の評価を意図した表ではなく、「同じ条件に揃えると総額がこう並ぶ」という事実の提示です。料金・内容は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

当ジムについて、2点を正直に書きます。

1点目。当ジムは1回のセッション時間を固定していません。 回数券制でオーダーメイドの設計をとっており、1回の長さも、週に何回入れるかも、その方の生活と目的に合わせて個別に決めています。そのため、本記事で扱ってきた「時間単価」の軸に当ジムを並べることはできません。 他社のように「25分コース」「50分コース」という商品として切り出していないので、同じ土俵に乗らないのです。時間単価での単純比較を期待された方には、申し訳ありませんが数字を出せません。出せない理由を書かずに別の数字を出すより、こう書くほうが誠実だと考えています。

2点目。表の並びを見ていただければ分かるとおり、当ジムより総額が小さくなる選択肢が、確認できた範囲でも存在します。 1回の長さが違うものどうしなので、表の並びはそのまま割安・割高を意味しません。これを隠して「当ジムは割安です」と書くことはしません。1回の長さを含めて考えたときにどう見えるかは、読んでくださった方が判断することだと思っています。

見落としやすい追加費用チェックリスト

総額を出すときは、次の7つを足し忘れないようにしてください。

  • [ ] 入会金——0円の例もありますが、1万円台の例もあります
  • [ ] 事務手数料——入会金とは別に設定されている場合があります
  • [ ] 分割手数料——ローン会社所定の額が別途かかる例があります
  • [ ] 食事指導——オプションの場合、月1万6千円台の例があります
  • [ ] 検査費——遺伝子検査22,000円などの例があります
  • [ ] 延長・振替の費用——受けられなかった回の扱いを確認
  • [ ] 有効期限切れ——使い切れなかった回数券は、支払った額がそのまま損失になります

最後の項目が、実質的にいちばん大きな追加費用になりがちです。「安い単価で24回買ったが12回しか使えなかった」場合、実際の単価は2倍になります。

オンラインパーソナルトレーニングの予算別総額シミュレーション

申し込む前に確認したい8つの質問

スクリーンショットして、そのまま使ってください。 無料カウンセリングや体験の場で聞けば、比較表を読むだけでは分からない実態が見えてきます。

  1. 「1回のセッションは何分で、月に何回ですか? 延長した場合の料金は?」

→ これが分かれば時間単価が出せます。最初に聞くべき質問です(理由①)

  1. 「食事指導は料金に含まれますか、それとも別料金ですか?」

→ 月1万〜1万6千円の差になる項目です(理由②)

  1. 「食事指導の担当は誰で、頻度と返信の目安はどのくらいですか?」

→ 「毎食のフィードバック」と「1日1回まとめて」が同じ『食事指導』という言葉で書かれています。トレーナーか管理栄養士かも、料金ページからは分からないことが多い項目です(理由②)

  1. 「入会金・事務手数料・分割手数料は、総額でいくらになりますか?」

→ 月額の外にある費用を、総額という言い方でまとめて確認します(理由④)

  1. 「オプションで別料金になるものを、全部教えてください」

→ 遠慮せず「全部」と付けるのがポイントです(理由③)

  1. 「最低契約期間と、中途解約したときの扱いを教えてください」

→ 法定のクーリング・オフが自動では及ばないため、規約の内容が実質のルールになります(理由④)

  1. 「回数券の有効期限、振替・キャンセルの締切、翌月への繰り越しはどうなりますか?」

→ 振替も繰り越しもできない場合、実際に受けた回数で割り直した時間単価が本当のコストになります(表⑦)

  1. 「プログラムは私用に組まれますか? 誰が、どのタイミングで見直しますか?」

→ 「オーダーメイド」という言葉だけでは判別できません(理由③)

答えの内容と同じくらい、答え方を見てください。 数字でその場で答えられる場合と、言葉を濁す場合では、料金設計の透明度に差が出ます。これは当ジムに対しても同じように聞いていただいて構いません。


料金を決める側として、何にお金をかけているか

熊本市南区でパーソナルジムを運営し、オンラインでも全国の方を担当している立場から、価格の考え方を開示しておきます。比較メディアには書けない部分なので、ここだけは事業者としての一次情報として書きます。

原価の金額は書きません。 外部から検証できない数字を並べても意味がないので、何に時間が使われているかという形で書きます。当ジムの料金に乗っているのは、主に次の3つです。

1つ目は、セッションそのものの時間です。 1対1の時間は、他の方と分け合えません。ここは他社も同じ構造です。

2つ目は、食事記録へのフィードバックの工数です。 当ジムは食事・栄養指導を全コースに含める設計をとっており、管理栄養士が在籍しています。送られてきた記録を読んで返事を書く時間は、セッションの外側で毎日発生します。前述のとおり、記録の遵守率は時間とともに下がると報告されているので(Burke 2011)、返事が止まると記録も止まるのが実務での感覚です。だからここは削れません。

3つ目は、プログラムを組み直す時間です。 初回に組んだメニューを3ヶ月そのまま使うことはありません。体重の動き、記録の内容、仕事の忙しさに合わせて組み替えます。この時間はセッション中には収まらないので、セッションの外に出ます。

自社に不利なことも書いておきます

前章のとおり、「人に見てもらう回数を増やす」ことと「必要な運動量を満たす」ことは別の問題です。実際に、無料カウンセリングで「いまの段階なら、月の回数は少なくして自主トレの設計に時間を使うほうがいいと思います」とお伝えすることがあります。回数の多いコースのほうが売上は大きいのですが、使い切れなかった回数券は、その方にとって純粋な損失です。それでは続きません。

RBDジム オンラインパーソナルの料金と内容

他社と同じ粒度で書きます(2026年10月4日時点)。

  • 料金(税込)——12回88,000円/18回118,000円/24回148,000円。1回あたり約6,160〜7,330円(公式LP表記:12回 約7,330円/18回 約6,550円/24回 約6,160円)
  • 入会金0円・年会費なし
  • 食事・栄養指導は全コースに含みます(別料金ではありません)。管理栄養士が在籍しています
  • 分割払いは最大36回まで。手数料はローン会社所定の額が別途かかります(月々2,500円〜)
  • 体験・カウンセリングは無料(生活習慣のヒアリング30分+実践トレーニング体験30分の計60分)。その場でのご契約は不要です
  • 回数券制・オーダーメイド設計のため、1回のセッション時間と頻度は固定していません。個別に設計します
  • 全国対応です
  • 持病・服薬・過去のけがは初回に伺い、内容を調整します(運動の可否については医師の判断を優先してください)

当ジムは、東京大学薬学部卒・薬剤師国家資格を持つトレーナーが在籍するパーソナルジムです。短期間で体重だけを動かす設計より、筋肉量を保ちながら、終わったあとも自分で続けられる食事と運動の形に落とすことを優先しています。それが「リバウンドしにくい設計を目指したメソッド」の中身です(体の変化には個人差があります)。

金額だけで決める前に、何が含まれているかを無料カウンセリングで確認するという進め方もあります。話を聞いたうえで「配信型のサービスのほうが合いそうです」とお伝えすることもあります。 そのための時間だと考えてください。

薬剤師トレーナーの視点では——料金表は、薬の成分表示と同じ読み方ができます。「何が、どれだけ入っているか」を見る。パッケージの大きさや値段ではなく、中身の量を見る。本記事でやってきた換算は、ぜんぶそれだけの話です。そしてもうひとつ、薬の話と似ている点があります。同じものを飲んでも、効き方には個人差があります。 加齢に伴う基礎代謝の低下は、除脂肪量(骨格筋量)の減少が主要因であることが知られています(厚生労働省 e-ヘルスネット)。同じ金額を払っても、筋肉量を保つ設計が入っているかどうかで、終わったあとの体は変わってきます。だから見るべきは金額の大小ではなく、「その金額で何を設計してもらえるか」です。


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よくある質問(FAQ)

Q. オンラインパーソナルトレーニングの料金相場はいくらですか?

A. 比較メディアでは月額8,000〜25,000円程度と紹介されることが多いですが、1回の長さと回数が混ざった数字なので判断には使いにくいです。本記事では条件を揃え、1対1セッションの時間単価は約7,000〜9,500円/時間という目安を示しました(公式料金を確認できた2社から当サイトで換算・2026年10月4日時点)。食事指導を含める場合は、ここに月約9,900〜16,500円が加わります。

Q. 1回あたりいくらが目安ですか?

A. 公式料金を確認できた範囲では、25分で約3,000〜4,000円、50分で約5,800〜7,900円です(2026年10月4日時点)。ただし「1回あたり」は長さを無視した数字なので、必ず分数とセットで確認してください。25分3,300円と50分3,300円は、実質の価格が2倍違います。

Q. 月額が安いサービスは、何が違うのですか?

A. 公式料金表から観測できる違いは主に3つです。①1回が短い(25分の設定)②回数が少ない ③食事指導が含まれていない(または別料金)。 加えて、最低契約期間が設定されていることで月額が低く置かれている例もあります。「質が低いから安い」という読み方は、料金表からは裏付けられません。 買っている量と中身が違うだけ、というのが観測できる範囲での答えです。

Q. 入会金は必ずかかりますか?

A. いいえ。公式サイトで確認できた範囲では0円から16,500円までの幅がありました(Runway 0円/Plez 税込10,780円/CLOUD GYM 税込16,500円・条件により0円/当ジム 0円。2026年10月4日時点)。比較メディアには55,000円という記載も見られますが、こちらは当サイトで公式確認が取れていません。総額を出すときは必ず足してください。

Q. 月額制・回数券・都度払いのどれが得ですか?

A. ペースが読めるかどうかで変わります。 毎週受けられる見込みがあるなら月額制や回数券のまとめ買い、予定が不規則なら有効期限のない回数券が無駄を出しにくい形です。月8回プランで月4回しか受けられなければ、月4回プランと同じ指導時間に1.67倍を払ったことになります(表⑦)。

Q. 分割払いはできますか? 手数料はかかりますか?

A. 対応しているサービスがあります。当ジムは最大36回まで対応していますが、手数料はローン会社所定の額が別途かかります。他社の分割手数料の条件は、今回公式サイト上では確認できませんでした。「月々○円から」という表示は手数料込みかどうかで総額が変わるので、総額でいくらになるかを確認してください。

Q. 途中でやめたら返金されますか?

A. 規約によります。 パーソナルトレーニングは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象である7役務に含まれていないため(消費者庁)、法定のクーリング・オフや中途解約権が自動的に及ぶわけではありません。ただし訪問販売に該当する経緯での契約などでは、適用される可能性があります(理由④参照)。詳しくは契約前に確認したい項目をご覧ください。困ったときは消費者ホットライン188へ。

Q. 無料体験があるサービスと、ないサービスの違いは何ですか?

A. 料金体系の違いというより、申し込み前に実態を確認できるかどうかの違いです。確認できた例では、Runwayは通常3,300円の体験を初回限定0円としており、CLOUD GYMの料金ページには無料カウンセリングの案内があります。当ジムは体験・カウンセリング無料(計60分)・その場でのご契約は不要です(2026年10月4日時点)。無料体験の場では、本記事の「8つの質問」を聞いてみてください。料金表からは読み取れない部分が、ここでいちばん分かります。

Q. 何ヶ月くらい続ける前提で予算を組めばいいですか?

A. 多くのサービスが2〜3ヶ月を区切りとして設計しています(CLOUD GYMのダイエットプランは3ヶ月、Plezは2〜6ヶ月の期間別、当ジムの12回も週1回ペースなら約3ヶ月)。予算は月額ではなく「3ヶ月の総額」で組むのがおすすめです。変化が出始める時期の目安については変化が出始める時期の目安にまとめています。なお、終わったあとに自分で続けられる形になっているかどうかも、総額を考えるときの判断材料になります。


まとめ|金額ではなく「何に対する対価か」で選ぶ

最後に要点を整理します(4要因の一覧は表⑬をご覧ください)。押さえるべきことは3つです。

  • 月額では比べられません。 1時間あたりに直すと、確認できた2社では約7,000〜9,500円という狭い範囲に収まりました。25分と50分の時間単価が1円単位で一致する料金表もあり、実質的に時間で値付けされていると読めます
  • 食事指導には、確認できた2社で月およそ9,900〜16,500円の対価が付いています。 これを引き算すれば、月額のうちどこまでがセッション分かを自分で検算できます
  • 高い=効果が高い、という関係は研究では一貫して確認されていません。 だから金額の順位ではなく、自分が何でつまずいているかに合わせて買うものを決めるのが合理的です

申し込む前に聞くことは、1つに絞れます。

「この金額には、何分のセッションが何回と、どんな食事指導が、誰の担当で含まれていますか?」

この答えがはっきりしていれば、月1万円でも月5万円でも、納得して選べます。逆にこの答えが曖昧なサービスは、金額の高低に関わらず、もう一歩踏み込んで聞く価値があります。

迷っている段階なら、無料で話を聞ける場をいくつか回ってみるのが早道です。RBDジムの管理栄養士の食事指導まで含むオンラインパーソナルも、体験・カウンセリングは無料で、その場でのご契約は不要です。「自分の予算だと何が受けられるのか」という段階のご相談で構いません。ご相談は080-5259-3762(受付11:00〜21:00/月曜定休)でも承っています。

なお、本記事に掲載した料金はすべて2026年10月4日時点で各社公式サイトに掲載されていた金額(税込)です。 時間単価・総額・月あたりの金額は、公式掲載料金から当サイトで換算・計算したものです。料金・内容は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。 また、記載した研究結果は報告されている傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。 体の変化には個人差があります。持病のある方、産後の方、服薬中の方は、開始前に医師にご相談ください。

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文責

白木 勝也
RBDジム オーナー・トレーナー
東大薬学部卒・薬剤師国家資格保有。熊本市南区を拠点に、理論に基づいた「リバウンドしにくい設計を目指したメソッド」で多くの女性のボディメイクをサポート。

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