「ジムに通う時間もお金もないけれど、体を引き締めたい」「自宅で筋トレを始めたいけれど、何を・どれくらいやればいいのか分からない」——そんな悩みを抱えていませんか。
結論からお伝えすると、自宅・器具なしの筋トレでも、正しい頻度・強度・食事・休息の4つを押さえれば、初心者の方が3ヶ月という期間で体の変化を実感していくことは十分に目指せます。ただし変化のスピードや度合いには個人差があり、「必ず・誰でも」同じ結果になるわけではない点は、最初に正直にお伝えしておきます。
この記事を書いているのは、熊本市南区・南熊本駅エリアでパーソナルジムを運営するRBDジムです。東京大学薬学部卒・薬剤師のトレーナーが在籍し、「体の中で何が起きているか」という科学的な視点から指導を行っています。本記事でも、巷の情報をただ並べるのではなく、出典のある研究や公的機関のデータをもとに、初心者の方がつまずかないための道筋を解説します。
この記事を読むと分かること
- 自宅・器具なしでできる初心者向けの具体的な筋トレメニュー
- 週何回・何セットやればいいのかという頻度と強度の目安
- 3ヶ月で結果を目指すための「週次プログラム」と、効果を実感しやすい時期の目安
スマホでサッと読めるように、要点は箇条書きと表でまとめています。気になる章から読み進めてください。
自宅筋トレが初心者に向いている3つの理由

「本格的に鍛えるならジムに行かないと意味がないのでは?」と感じる方も多いのですが、実は運動習慣ゼロからのスタートこそ、自宅の自重トレーニングが向いています。理由を整理します。
1. 器具なし・低コストで今日から始められる
自宅筋トレ最大のメリットは、特別な器具やウェアがなくても、自分の体重(自重)を負荷として使える点です。スクワットも腕立て伏せもプランクも、必要なのはヨガマット一枚分のスペースだけ。
- 入会金・月会費がかからない
- 移動時間ゼロで、スキマ時間に取り組める
- 人目を気にせず、自分のペースでフォームを覚えられる
「ジムは続かなかった」という方ほど、まずは生活の延長で始められる自宅トレが入り口として現実的です。
2. 初心者は「自重」で十分な負荷がかかる
筋トレ未経験の方の場合、自分の体重だけでも筋肉にとっては十分に新しい刺激になります。最初から重いダンベルを使う必要はありません。むしろ軽い負荷でも、正しいフォームで動作の範囲(可動域)をしっかり使えば、初心者のうちは効果的に鍛えられます。
薬剤師トレーナーの視点で補足すると、運動を始めた最初の数週間で「力が入りやすくなった」と感じるのは、筋肉が太くなったというより、脳と筋肉をつなぐ神経の連携(神経適応)が高まるためと考えられています。つまり初心者は、軽い負荷でも体が反応しやすい「伸びしろの大きい時期」にいるのです。
3. 公的機関も「週2〜3日の筋トレ」を推奨している
「筋トレは健康のためにやった方がいい」のは、感覚ではなくデータの裏付けがあります。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人・高齢者に対して、有酸素運動に加えて筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。ここで言う筋トレには、腕立て伏せやスクワットといった自重の運動も含まれます。
さらに、e-ヘルスネット(厚生労働省)が紹介する情報では、筋トレを実施している人は、実施していない人と比べて、総死亡・心血管疾患・全がん・糖尿病などの発症リスクがおよそ10〜17%低いと報告されています(出典: 厚生労働省 e-ヘルスネット 筋力トレーニング情報シート)。
※これは集団データに基づく「リスク低減が報告されている」という事実であり、筋トレが病気を治す・予防すると保証するものではありません。あくまで健康づくりの一環として捉えてください。
自宅で気軽に始める自重トレでも、こうした健康づくりのスタートラインに立てるというのは、大きな後押しになるはずです。
始める前に知っておきたい3つの基本原則
メニューに入る前に、初心者がまず押さえるべき「頻度・強度・継続」の3原則を確認しましょう。ここを理解しておくと、自己流の遠回りや怪我を防げます。
原則1:頻度は週2〜3日/同じ部位は48〜72時間あける
「毎日やった方が早く効果が出るのでは?」と考えがちですが、初心者の場合はむしろ逆効果になることがあります。
筋トレで筋肉に刺激を与えると、筋繊維に微細な損傷が起こり、休息と栄養を経て修復される過程で、以前より少し強くなります。この回復のプロセスを「超回復」と呼びます。筋繊維の修復にはおおむね48〜72時間かかるとされており、回復しきる前に同じ部位を酷使すると、かえって成長を妨げてしまいます(出典: 森永製菓 プロテイン公式コラム)。
そのため初心者の目安は次の通りです。
- 全身をバランスよく使うメニューを週2〜3日
- 同じ部位を鍛えるなら、48〜72時間(2〜3日)空ける
- 激しい筋肉痛が残っているうちは、その部位は休ませる
これは初心者向けの研究レビューとも整合しています。ある研究レビューでは、筋肥大を目指す初心者には、全身を使うルーティンを週2〜3日行うことがガイドライン的に推奨されると報告されています(出典: Journal of Science and Medicine in Sport レビュー)。
原則2:強度は「1種目10〜20回×2〜3セット」が目安
次に、1回のトレーニングでどれくらいやればいいかという強度の話です。初心者向けの実務的な目安として、多くの専門メディアが次の数値を挙げています。
| 項目 |
初心者の目安 |
| 回数(レップ数) |
1種目 10〜20回 |
| セット数 |
2〜3セット |
| セット間の休憩 |
30秒〜90秒 |
| 「キツさ」の目安 |
最後の数回が少しキツいと感じる程度 |
(出典: MELOS / 森永製菓 プロテイン公式コラム)
ポイントは、「20回が楽々できる」状態なら負荷が軽すぎ、「5回でフォームが崩れる」なら重すぎる、ということ。最後の2〜3回がやや苦しいけれど、フォームは保てるくらいが、ちょうどいい強度の目安です。
原則3:「総量」と「継続」が最も大切
最後に、初心者が最も誤解しやすいポイントをお伝えします。「とにかく重く・キツくやれば一番効く」と思われがちですが、研究データはやや異なる姿を示しています。
レジスタンストレーニング(筋トレ)の方法を比較したネットワークメタ解析では、筋力を最大化したい場合は週3回・高負荷(1回しか挙げられない重さの80%以上)が上位だったものの、筋肥大については、どの処方も対照群より同程度に筋肉量を増やしたと報告されています(出典: PMC ネットワークメタ解析)。
つまり、筋肉を大きくしたいだけなら、負荷の重さそのものよりも、「トレーニングの総量」と「それを続けられること」が鍵になるということです。
薬剤師トレーナーの視点では、これは初心者にとって朗報です。「最初から完璧な強度を求めて挫折する」より、「軽めでも続けられる強度で習慣にする」方が、結果として体は変わっていきます。3ヶ月という期間で結果を目指すなら、ムリな高負荷より「やめないこと」を優先しましょう。
自宅でできる初心者向け筋トレメニュー(器具なし)

ここからは実践編です。自宅・器具なしでできる、初心者向けの基本6種目を「下半身・上半身・体幹」の3カテゴリに分けて紹介します。各種目で「狙う部位/やり方/回数の目安/初心者向けの調整/つまずきポイント」を解説します。
まずは全種目を軽く一通り試し、自分にできるレベルを把握するところから始めましょう。
その前に:1〜2分のウォームアップを忘れずに
いきなり本番の種目に入るのは、怪我のもとです。冷えて固まった筋肉や関節は、急な動作でケガをしやすいためです。トレーニング前に、次のような動的なウォームアップを1〜2分行いましょう。
- その場で軽く足踏み・もも上げ(30秒)
- 肩を大きく前後に回す(各10回)
- 股関節を回す・前後に脚を振る(各10回)
- 体を左右にひねる(10回)
「面倒だから」と省きがちですが、ウォームアップは可動域を広げ、狙った筋肉に効かせやすくする効果も期待できます。トレーニング後は、使った部位を軽く伸ばすストレッチ(クールダウン)もおすすめです。
下半身を鍛える種目
下半身には体の中でも大きな筋肉が集まっています。大きな筋肉を動かすことは、基礎代謝の観点でも効率的です。
(1) スクワット
- 狙う部位: 太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)、お尻(大臀筋)
- やり方:
- 足を肩幅に開き、つま先はやや外向きに
- 椅子に腰かけるように、お尻を後ろへ引きながら膝を曲げる
- 太ももが床と平行になる手前まで下げ、ゆっくり戻る
- 回数の目安: 10〜15回 × 2〜3セット
- 初心者向け調整: きつければ椅子の前に立ち、お尻が触れたら立ち上がる「椅子スクワット」から
- つまずきポイント: 膝がつま先より大きく前に出る/背中が丸まる。膝とつま先の向きを揃え、胸を張る意識を持ちましょう
(2) ランジ
- 狙う部位: 太もも、お尻、バランス感覚(体幹)
- やり方:
- 足を前後に大きく開く
- 前の膝を90度に曲げながら、腰を真下に下ろす
- 前足のかかとで床を押して戻る。左右交互に行う
- 回数の目安: 左右各8〜12回 × 2〜3セット
- 初心者向け調整: ふらつく場合は壁や椅子に手を添えて
- つまずきポイント: 上体が前に倒れる。目線は前、上半身はまっすぐを保ちます
上半身を鍛える種目
上半身は胸・腕・肩を中心に、押す動作で鍛えます。
(3) プッシュアップ(腕立て伏せ)
- 狙う部位: 胸(大胸筋)、二の腕(上腕三頭筋)、肩
- やり方:
- 手を肩幅より少し広く床につく
- 頭からかかとまで一直線をキープ
- 胸が床に近づくまで肘を曲げ、押し戻す
- 回数の目安: 5〜15回 × 2〜3セット
- つまずきポイント: 腰が反る/お尻が上がる。お腹に軽く力を入れ、体を一枚の板のように保ちます
(4) 膝つき腕立て伏せ
- 狙う部位: プッシュアップと同じ(負荷を軽減)
- やり方: 通常の腕立て伏せの姿勢から、膝を床につけて行う
- 回数の目安: 8〜15回 × 2〜3セット
- ポイント: 通常の腕立てが1回もできない方は、まずこちらから。膝つきでも、頭から膝までは一直線を意識します。慣れてきたら通常版へ移行しましょう
体幹・腹筋を鍛える種目
体幹は姿勢を支え、すべての動作の土台になります。
(5) プランク
- 狙う部位: 腹筋(腹直筋・腹横筋)、背中、体幹全体
- やり方:
- うつ伏せから、肘とつま先で体を支える
- 頭からかかとまで一直線をキープ
- その姿勢を保つ(動かない種目です)
- 時間の目安: 20〜30秒 × 2〜3セット
- 初心者向け調整: きつければ膝をついた「膝つきプランク」から
- つまずきポイント: お尻が上がる/腰が落ちる。鏡や録画で横からのラインを確認すると分かりやすいです
(6) クランチ
- 狙う部位: 腹筋(特に上部)
- やり方:
- 仰向けで膝を立てる
- 手を頭の後ろや胸の前に置き、おへそをのぞき込むように上体を丸める
- 肩甲骨が床から少し浮いたら、ゆっくり戻る
- 回数の目安: 10〜20回 × 2〜3セット
- つまずきポイント: 反動や首の力で起き上がる。腹筋の収縮で上体を「丸める」意識を持ち、首は引っ張らないようにします
各種目に共通するコツは、「速く・反動を使って」ではなく「ゆっくり・効かせたい筋肉を意識して」動かすことです。フォームに不安があれば、無理に回数を増やさず、丁寧に1回ずつ行いましょう。
3ヶ月で結果を目指す週次プログラム
ここがこの記事の核となるパートです。「3ヶ月で結果を出す」と言っても、最初から全力で飛ばしては続きません。1ヶ月ごとに目標を変えていく「段階的なプログラム」を組むことで、無理なくレベルアップしていきます。
以下はあくまで一例です。体力や生活リズムに合わせて調整してください。
1ヶ月目:「フォームと習慣化」が目標
最初の1ヶ月は、回数や強度を追いかけません。正しいフォームを覚えることと、トレーニングを生活に組み込むことだけに集中します。
| 項目 |
内容 |
| 頻度 |
週2〜3日(例:月・木 または 月・水・金) |
| 1回の種目数 |
全身から3〜4種目 |
| セット |
各2セット |
| 意識すること |
回数より「正しい動き」を最優先 |
この時期に「力が入りやすくなった」と感じても、それは主に神経適応によるもので、見た目の変化はまだ大きく出ないのが一般的です。焦らず、まずは「やめないこと」が最大の成果だと考えてください。
2ヶ月目:「回数・セットを増やす」段階
フォームと習慣が身についてきたら、少しずつ負荷(運動量)を上げていきます。
| 項目 |
内容 |
| 頻度 |
週3日 |
| 1回の種目数 |
全身から4〜5種目 |
| セット |
各2〜3セットへ |
| 回数 |
各種目の回数を少しずつ増やす |
| 意識すること |
フォームを保てる範囲で「総量」を増やす |
楽にこなせる種目が出てきたら、回数を増やす・膝つき腕立てを通常の腕立てに切り替えるなど、少しずつ難易度を上げます。
3ヶ月目:「強度アップと部位分割」に挑戦
体が運動に慣れてきたら、さらに刺激を変えていきます。1回で全身をやる代わりに、日によって鍛える部位を分ける(分割)のもおすすめです。
| 項目 |
内容 |
| 頻度 |
週3日 |
| 組み方の例 |
月:下半身/水:上半身/金:体幹・全身 |
| セット |
各3セット |
| 意識すること |
動作を一段とゆっくりにする・可動域を広げるなど質を高める |
部位を分けることで、同じ部位の回復(超回復)に48〜72時間を確保しつつ、トレーニング頻度を保てます。「もっと負荷が欲しい」と感じたら、ペットボトルやリュックに本を入れて重りにするなど、身近なもので強度を足すこともできます。
効果はいつ実感できる?段階別の目安
「いつになったら変わるの?」という疑問に、一般的な目安をお答えします。ただし、変化の時期や程度には大きな個人差があることを前提にお読みください。
| 時期 |
起こりやすい変化(一般的な目安) |
| 約2週間 |
神経適応により「力が入りやすい」と感じやすい(筋量の変化はまだ少ない) |
| 1〜2ヶ月 |
代謝面の変化や、続けられている実感 |
| 2〜3ヶ月 |
見た目の変化を実感しやすくなる時期 |
(出典: SIXPAD コラム/RIZAP コラム をもとに整理)
「3ヶ月続けたのに何も変わらない」と感じる場合、フォーム・頻度・食事・休息のどれかにボトルネックがあることが多いです。その見直し方は、次の章と注意点の章で解説します。
効果を最大化する食事・休息(薬剤師トレーナーの視点)

筋トレは「やった後」が勝負です。トレーニングで壊れた筋肉を、栄養と休息で立て直すことで、はじめて体は変わっていきます。種目紹介で終わらず、ここまで踏み込むのがRBDの考え方です。
タンパク質は「体重×約1.6g/日」が目安
筋肉の材料はタンパク質です。では、どれくらい摂ればいいのでしょうか。
筋肥大の最大化に関する2018年のメタアナリシスでは、体重1kgあたり1日あたり約1.6gのタンパク質を摂ることが、筋肉量を増やすうえでの一つの目安として報告されています。そして、それ以上に大量に摂っても、上乗せの効果は小さいとされています(出典: リハビリmemo によるエビデンス解説)。
たとえば体重60kgの方なら、1日あたり約96g(60×1.6)が目安です。
- 食材の目安: 鶏むね肉100gで約20g、卵1個で約6g、納豆1パックで約8g、ヨーグルト1個で約4gなど
- 3食に分けて摂ると、体が効率よく使いやすくなります
薬剤師トレーナーの視点では、タンパク質は「摂れば摂るほど筋肉になる」ものではなく、体内で利用できる量には上限があります。一度に大量に摂るより、毎食コンスタントに摂るほうが理にかなっています。食事だけで足りないときの選択肢としてプロテインを使うのは合理的ですが、あくまで「補助食品」であり、治療や特別な効果を期待するものではありません。
睡眠と休息が、筋肉を育てる時間
意外に見落とされがちですが、筋肉が修復・成長するのは、トレーニング中ではなく休んでいる間、特に睡眠中です。前述の超回復(48〜72時間)を十分に活かすには、休息の質が欠かせません。
- 睡眠時間を確保する(就寝・起床リズムを整える)
- 強い筋肉痛がある部位は無理に動かさない
- 「鍛える日」と「休む日」を意識的に分ける
「もっと早く結果を出したいから毎日やる」という気持ちは分かりますが、休息を削ることは、むしろ遠回りになりかねません。
ダイエット目的の人が押さえるポイント
「筋トレで痩せたい」という方は、運動だけでなく食事の総量も意識する必要があります。体脂肪を減らすには、消費するエネルギーが摂取するエネルギーを上回る状態が必要です。
- 極端な食事制限は、筋肉まで落として代謝が下がる原因になりやすい
- タンパク質はしっかり確保しつつ、間食や糖質・脂質の摂りすぎを見直す
- 体重の数値だけでなく、見た目や服のサイズの変化も指標にする
筋トレと適切な食事を組み合わせることで、「ただ体重を落とす」のではなく、引き締まった体を目指していけます。ただし、減量のペースや結果には個人差があります。
「三日坊主」を防ぐ、続けるための5つの工夫
ここまで読んでも、多くの方の本音は「続けられるか不安」ではないでしょうか。実際、筋トレで最も難しいのは種目でも頻度でもなく、「習慣にすること」です。最後に、挫折を防ぐための工夫を紹介します。
- 最初のハードルを極端に下げる:最初の1週間は「スクワット5回だけ」でも構いません。やる気は「始めた後」についてくるものです。まず動き出すことを優先しましょう。
- 既存の習慣にくっつける:「歯磨きの後」「お風呂の前」など、すでに毎日やっていることの直後に組み込むと、忘れにくくなります。
- 記録をつける:カレンダーやアプリに「やった日」を印するだけでも、達成感が積み重なり、続ける支えになります。
- 完璧を目指さない:1日できなかった日があっても、自分を責めないこと。「翌日また再開すればいい」と捉えるほうが、長く続きます。
- 小さな変化に気づく:体重だけを見ると変化が分かりづらいので、「階段が楽になった」「姿勢がよくなった」など、日常の小さな手応えにも目を向けましょう。
薬剤師トレーナーの視点では、行動を継続できるかどうかは「意志の強さ」だけの問題ではありません。続けやすい仕組みをあらかじめ用意しておくことが、結果につながります。RBDジムで多くの方をサポートしてきた経験からも、「一人だと続かなかったことが、伴走者がいると続いた」というのはよくあるケースです。
初心者がやりがちなNGと怪我予防
最後に、自宅・自己流で起こりやすい失敗と、その対処法をまとめます。せっかくの3ヶ月を無駄にしないためにも、ここは必ず目を通してください。
よくある3つのNG
1. フォームの軽視
回数を稼ぐことに気を取られ、フォームが崩れるケースです。崩れたフォームは、効かせたい筋肉に効かないばかりか、腰や膝、肩などを痛める原因になります。回数よりフォームが鉄則です。
2. オーバートレーニング(やりすぎ)
「早く変わりたい」と毎日トレーニングを詰め込むと、回復が追いつかず、疲労の蓄積やパフォーマンス低下、怪我につながることがあります。休息日を恐れないでください。
3. 栄養不足
トレーニングだけ頑張って食事が疎かだと、筋肉の材料が足りず、努力が結果に結びつきにくくなります。特に朝食を抜きがちな方は、タンパク質の摂取量を見直しましょう。
自宅・自己流の限界と、プロに相談する判断基準
自宅トレは手軽な反面、「自分のフォームが正しいか誰も教えてくれない」「負荷の上げ方が分からず停滞する」という壁にぶつかりやすいのも事実です。
次のようなサインがあれば、一度専門家に相談することを検討してみてください。
- フォームが合っているか自分では判断できず、不安がある
- トレーニング中・後に、関節や腰に痛みを感じる
- 2〜3ヶ月続けても、自分では変化が分からず、やり方に確信が持てない
- 何度も三日坊主で終わってしまい、続け方そのものに悩んでいる
薬剤師トレーナーの視点では、痛みを我慢して続けることだけは避けてほしいところです。違和感や痛みは体からのサインであり、放置すると長引く不調につながりかねません。早めに正しいフォームや負荷調整を知ることが、結果的に近道になります。
よくある質問(FAQ)

Q. 筋トレは毎日やってもいいですか?
A. 同じ部位を毎日鍛えるのは、回復(超回復)の観点からおすすめしません。筋繊維の修復にはおおむね48〜72時間かかるとされています。どうしても毎日体を動かしたい場合は、日によって鍛える部位を分ける(月は下半身、火は上半身など)とよいでしょう。初心者はまず週2〜3日から始めるのが安心です。
Q. 効果が出ないと感じるとき、何を見直せばいいですか?
A. フォーム・頻度・食事・休息の4つを順にチェックしてください。フォームが崩れて狙った筋肉に効いていない、負荷が軽すぎる(または重すぎる)、タンパク質が不足している、休息が足りていない——このいずれかが原因になっていることが多いです。なお、変化を実感する時期には個人差があり、見た目の変化が出やすいのは2〜3ヶ月目以降とされています。
Q. プロテインは必須ですか?
A. 必須ではありません。1日に必要なタンパク質(体重×約1.6gが一つの目安)を食事で摂れているなら、無理に使う必要はありません。プロテインはあくまで、食事で不足する分を補う「補助食品」です。
Q. 女性が筋トレをすると、ムキムキになりませんか?
A. 一般的に、女性は筋肉を大きくするホルモンの分泌が男性より少ないため、自重トレーニング程度で過度に筋肉質になることは起こりにくいとされています。むしろ引き締まった印象を目指しやすいので、安心して取り組んでください。
Q. 運動が苦手・体力に自信がなくても始められますか?
A. はい。本記事で紹介した種目には、椅子スクワットや膝つき腕立て、膝つきプランクなど、負荷を下げた初心者向けのバリエーションがあります。まずはできる範囲から始め、慣れてきたら少しずつ難易度を上げていきましょう。不安が強い場合は、最初だけ専門家にフォームを確認してもらうのも一つの方法です。
まとめ|自宅筋トレを3ヶ月続けるために
最後に、初心者が自宅筋トレで結果を目指すための4つの軸を整理します。
- 頻度:週2〜3日。同じ部位は48〜72時間あけて回復させる
- 強度:1種目10〜20回×2〜3セット。最後の数回がややキツい程度
- 食事:タンパク質は体重×約1.6g/日を目安に、3食でコンスタントに
- 休息:睡眠と休養日を確保し、超回復の時間を活かす
そして、これらすべての土台になるのが「続けること」です。研究データが示すように、筋肉を育てるうえでは、一度の負荷の高さよりも、トレーニングの総量と継続が大きな意味を持ちます。3ヶ月で終わりにするのではなく、その先も無理なく続けられる習慣として設計することが、リバウンドを防ぐ何よりの近道です。
変化のスピードには個人差があります。焦らず、自分のペースで、まずは1ヶ月続けることを目標にしてみてください。
自宅トレの限界を感じたら、熊本のRBDジムへ
「フォームが合っているか不安」「自分に合った負荷や食事が分からない」「何度も挫折してきた」——もし自宅トレでそんな壁を感じたら、一人で抱え込まずにご相談ください。
RBDジムは、熊本市南区・南熊本駅エリアのパーソナルジムです。東京大学薬学部卒・薬剤師のトレーナーが、薬学・栄養の科学的な視点から、あなたの体と生活に合わせたトレーニングと食事をマンツーマンで設計します。「3ヶ月で終わらせず、一生使える体の管理術を身につける」ことを大切にしています。
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- 店舗: RBDジム(〒862-0962 熊本県熊本市南区田迎2-16-17)
- アクセス: 南熊本駅エリア
- 営業時間: 11:00〜21:00(月曜定休)
- 電話: 080-5259-3762
- ご予約・お問い合わせ: 公式サイトの「Webで体験予約」ボタン、またはお問い合わせフォームより受付中(無料カウンセリング受付中)
監修者・著者プロフィール
RBDジム トレーナー(東京大学薬学部卒・薬剤師)
東京大学薬学部を卒業した薬剤師トレーナー。薬学・栄養学の知見をもとに、「体の中で何が起きているか」という科学的視点からのトレーニング・食事指導を行う。理論に基づいた再現性の高いメソッドで、リバウンドしにくい体づくりと、一生役立つセルフ管理の習慣化をサポートしている。熊本市南区・南熊本駅エリアにてマンツーマン指導・オンライン指導を提供。